アルテピアッツア美唄では時空を超えられる。

デザインとアート

別に頭がおかしくなった訳では無い。

そして変な薬がキマっている訳でもありません。

時々酔っ払っていますが、至って正常です。今回は正常な状態で時空を超えてみようと思います。w

アルテピアッツア美唄とは??

札幌からは車で50分位の位置にある美唄市。近所といって過言ではありません。

元々は炭鉱の街でしたが閉山により人口が減少し、いまではかつての賑わいはありません。

そんな中、美唄市出身の彫刻家:安田侃(かん)が廃校になった小学校の跡地に美唄市と協力して造った彫刻美術館があります。

安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄

炭鉱で栄え、衰退していったこの土地の記憶、人々の思いを、場のエネルギーとして受け止める空間となることを願いながら、美唄市と美唄市出身の彫刻家・安田侃によってこの美術館は作られました。


出典:アルテピアッツァ美唄公式HPより

 そして安田侃はこんな人。ヤバいです。美の巨人です。

1945年北海道美唄市生まれ。東京芸術大学大学院彫刻科修了後、70年イタリア政府招へい留学生として渡伊。ローマ・アカデミア美術学校でペリクレ・ファッツィーニ氏に師事。

以降、大理石の産地として知られる北イタリアのピエトラサンタにアトリエを構え、大理石とブロンズによる彫刻の創作活動を続けている。

出典:KAN YASUDA公式HP

なんか懐かしい?

施設はなんと無料!札幌近郊に来ることあったら1度は訪れて欲しい無茶苦茶おすすめの美術館なのですが、、、なんか懐かしいんです。分かってます。原因はこれです。

<妙夢MYOMU>ドーナツみたいなこの作品。真ん中の穴を通ったり、腰掛けたり。。

この作品、どこかで見たことあります。

これ、、どこかで見たことが、、?

毎日見ていた

筆者は札幌に移住前は東京を拠点とし、六本木の東京ミッドタウンに通勤していたのですが、その東京ミッドタウン前に鎮座していたのがこの「妙夢」でした。

辛い時も楽しい時も、毎日この「妙夢」の前を通過し、タッチし、穴の中をくぐったりして触れていたこの作品。

筆者にとっては思い出深い作品です。

毎日見ていたこの「妙夢」が遠く離れた美唄の地にもある。

この作品をアルテピアッツアで見ると、かなりノスタルジックで新鮮な不思議な気持ちになります。

こちらの妙夢はコンクリートジャングル六本木のビルの隙間に鎮座してます。

出典:TOKYO MIDTOWN公式HPより

安田侃の作品は世界中に点在している

安田侃の作品は世界中に点在しているのですが、「妙夢」だけを切り取っても他にこれだけあります。

※公開されていないものも含めるともっとある。

他の作品も含めると安田侃の作品は世界中の公共スペースや美術館、会社施設に大量に点在していると言えます。

JR札幌駅 北海道

電通本社(非公開)東京

ピエトラサンタ駅前 イタリア

出典:KAN YASUDA公式HP

それぞれの場所でたくさんの人達の生活の中に溶け込み、それぞれの作品が個々人の心の中に思い出となって刻まれる。

そんな事象が世界中で起きています。

結論

アート作品は時間も距離も超えて人の心に訴えることが出来る、タイムマシンの様だ。

なんとなく今まで思っていたことを今回活字化して初めてピンときたのですが、アート作品(音楽なども含め、有形、無形に関わらず)は時空を超えて人の心に訴えてきます。

日々目まぐるしく状況や環境が変わる現代社会において、変わらない存在、共有できる価値観として人の心の支えとなり得る存在がアートだな〜と感じました。

真面目か!?


アルテピアッツァの端の方でひっそりとぶっ倒れている妙夢を発見しました。(風で倒れた訳ではない。元々倒れている)1人で感動。

日本にあるこれらの彫刻も全てイタリアの工房で作成し、船で輸入して現地に設置する様です。

うーん、、ヤバすぎる。

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