富良野に撮影に行きました。
不朽の名作テレビドラマ、スペシャルで有名な「北の国から」のアパレルコラボラインをお手伝いする事になりました。
出典:MItuME TOKYOより
撮影で一躍全国的に有名になった土地、北海道の「富良野市」にビジュアルシューティング(イメージ撮り)をする為に富良野市に入り、撮影当時のロケ地を追いながら新しい打ち出しを模索します。
そこで感じた富良野の「北の国から」を感じられる現存しているポイント(2023年版)をまとめてみました。
※北の国からの細かいストーリー説明は割愛します。ご自身で作品を見て感じてください。
・北の国からフリークの方から
・倉本聰先生の世界観が好きな方
・富良野に訪れる予定のある方まで
何かの参考になれば幸いです。
布部駅
【北の国からドラマシリーズ1話より】
東京が嫌になった五郎が、幼い純と螢を連れ、故郷の北海道で暮らし始める、始まりの駅。
今も変わらず無人駅のまま、たたずんでいます。
出典:FODより
こちらは2023年のショット
麓郷木材工業(中畑木材工業)
【北の国からドラマシリーズ7話より】
電話の無い五郎の家はよく友達の中ちゃん家の電話を借りていました。全編を通してよく登場する中畑木材工業はほぼ当時のまま、麓郷木材工業として現存しています。
出典:FODより
こちらは2023年のショット
暮らしステーション(くるみ割り)
【北の国から’92巣立ち 後編より】
五郎は、3年越しの丸太小屋づくりを断念し、大切な丸太を手放してタマ子への慰謝料を作りそれを純に渡すシーン。そのシーンの喫茶店「くるみ割り」は暮らしステーションと名前を変えて現存しています。
出典:FODより
こちらは2023年のショット
吹上温泉
【北の国から’95秘密より】
黒板五郎と小沼シュウが温泉に入る衝撃のシーン。
この関係はアリなのか? w
奔放すぎるシュウの側面が垣間見えるこのシーン。そんなシーンのロケ地、吹上温泉は現存しています。
出典:FODより
こちらは2023年のショット
ちなみに脱衣所も更衣室も何も無し。突撃の際はバスタオル持参が必須です。
あかなら(北時計)
【北の国から’95秘密より】
シュウが純に東京での顛末を告白するシーン。そんなシーンのロケ地の喫茶店、北時計は「あかなら」に名前を変えて現存しています。
出典:FODより
こちらは2023年のショット
くまげら
【北の国から’98時代 後編より】
蛍と正吉の結婚が1月に決まりみんなで結婚式の打ち合わせをするシーン。ここで登場する食事処「くまげら」は現在でも人気店で営業中。
ドラマ期間中は出演者もよくお店で飲食をしに訪れていた名店!創業者の名物マスターもご健在。
当時のものすごいお話が聞けます。
出典:FODより
こちらは2023年のショット
BAR潮(駒草)
【北の国からドラマシリーズ19、20話より】
五郎が夢中になるホステス・こごみの働くスナックが駒草。こちらは名前を変えて、内装も様変わりしてはいますが現在はBARとして営業中です。
当時の面影はないですがマスターは「駒草」直系の3代目。当時のお話なんかも聞かせて頂けます。
出典:FODより
こちらは2023年のショット
石の家
【北の国から’95秘密より】
’92巣立ち編から制作していた石の家。雪下ろし時の落下で死にそうになりながらも’95秘密編から様々な場面で登場し、大事なシーンで登場しています。その石の家も健在です。(冬季は一般開放していません。)
出典:FODより
こちらは2023年のショット
結論
富良野には「北の国から」遺産が、いまだ数多く現存している。
財団の方々や行政の方々、所有者の方々のサポートもあり無事フォトシューティングを行うことが出来ました。
サポート、ご協力誠にありがとうございました。
富良野では北の国からの遺産的ロケ地、建物が現在でも理解ある地元の人たちにより大切に保存、維持されています。
北の国からを見てから訪れる富良野はまた違った見え方がしてシビれますのでお勧めです。
「北の国から」テレビシリーズは1981年スタートし、2002年遺言が終わるまで21年間撮り続けたモンスターシリーズですが、 シリーズ終了からこれを書いている2023年でちょうど21年。放送期間と同じだけ時間が過ぎました。でもなお色褪せてません。 なんなら時代が五郎に追いついて来ている感じがします。 終了から21年経過しても派生で新しいものが生まれる「北の国から」のパワーに圧倒されつつ、当時関わった人たち、今も関わり続けている人たちに最大限のリスペクトを。
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