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事前情報は一切なかったのですが、、
先日八戸を訪れた際に、事前情報一切なしで「館鼻岸壁朝市(たてはながんぺきあさいち)」に連れて行ってもらいました。
普通の朝市かなぁ〜と思っていたら何やら様子がおかしい、、、
「???あまり見た事ない、謎なものがたくさんあります。」なんだこりゃ??
今回は八戸の朝市の『カオス:混沌』を考察します。
出典:VISITはちのへ公式HP
まず、営業時間がおかしい。
朝市だけに、「夜明け前」の暗い時間から営業しています。(早いお店で、朝2時頃から出店するとか!?朝なのか?)
地元の八戸っこは、街で呑んだ後に〆で朝市に来るというのが通らしい、、なんなら朝市で売ってるモノをツマミに呑むらしい。マジですか!?確かに夏なんかは気持ちよさそうかもしれません。
また、8時頃からは片付けをはじめるお店も増えます。終わりも早い!
そしてサイズがやたらと大きく、おかしいな?と思っていたら、全長約800メートルにわたって300店程が出店する、国内最大級の朝市でした。
出典:朝市公式HPより
デカイ。かなりデカイです。
マスコットキャラがおかしい。
「変な着ぐるみ」が前方に、、
イカ人間?近くで見ると名札にお名前が。イカドンママ47才 シュ、、シュール!
初めて見ました。熟女系の着ぐるみ。他にも気になるポイントが多数、、
・顔がよく見ると「八戸」
・顔が怖い。子供泣きます。
・やはりママだからか着物着ている。
・おでこの真珠みたいなのはどういうつもりなのか?
・なぜハチマキを巻いたのか?
・湊(みなと)はこの辺の地名からか、港の変化系か?
・手首の腕カバーは水仕事用なのか?
しかも後から調べたら「イカドンファミリー」で構成されていて「イカドンパパ」「イカドンママ」「イカドン長女」の3体存在します。
しかも、雨に弱い。イカなのに。おそらくイカ部分の素材がフェルト、そして着物だから雨に弱いのでしょう。恐るべきクセの強さ、イカドン。
ライブしているのおかしい。
朝からご当地アイドルや地元アーティストがライブしています。なぜ、今なのか?早朝にハマらなそうなコンテンツですが、普通に開催されています。
全然、朝っぽくない曲調でも「関係なし」やりたい事をやりたい様にやるのです!
出典:VISITはちのへ公式HP
売っているものも、売り方もバラバラでおかしい。
普通はこのような露天スタイルだと売り物や売り方はある程度偏って来ると思っていたのですが、
「関係なし」売りたいものを売りたい様に売る自由なスタイルが際立ちます。
荷台から直売スタイル
きくらげを手カゴでどうぞ。
もう何のことか?さっぱり分かりません。
それ、イタリアンでは無い。
汁やさん完売
なぜ、今ここでミシンを売るのか?しかも定価(¥70000〜)
その他に見かけた気になるもの
・薪ストーブ本体
・手作り民族楽器
・イカドングッズ
・コーヒースタンド&豆
・レザーグッズ
・店主オリジナルの民芸品的なもの
・ミリタリーグッズ関連(三沢基地の影響か?)
など多岐にわたります。もう、やりたい放題。毎週開催のお祭りですね!
結論
皆がやりたい事をやりたい様にやっているからカオスだった。
朝市側からの規制が少なく、自由に商売できるというのが功を奏して面白い商売の仕方をしているお店が多数見られました。
「多様性」と言いながら規制を強めていく現代社会と真逆の「自由」が一見、カオスに見えますが本来の市場や商売のあり方ってこうだったよな?と思い出せる不思議な場所です。
個店ごとの個性が立っていて非常に面白い場所です。次回は夜中からじっくり行きたいと思いました。
国内では見た事ない、非常にエキサイティングな市場でした。
<八戸の銭湯文化> 人口あたりの公衆浴場数が全国トップクラスの多さを誇る青森県。八戸市内でも、今なお30数件の銭湯が営業しています。 八戸市民は「家にお風呂があっても銭湯に行く」ほど銭湯好きで、車にお風呂セットを積んでいる人もいるほどです。 八戸の銭湯の特徴は、何といっても早朝から営業していること。その理由として、海から帰ってくる漁師たちのために早朝から銭湯を開けてきたという、港町特有の事情があります。 朝市のスタートが夜中なのもその辺の事情とリンクしているのですね。
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