おしゃれなのれんの飲食店が多い。
筆者の住む街、札幌ではちょっとしたブームと言っても過言では無いと思います。
とにかく「のれんにおしゃれなデザインをプリント」した飲食店が多いです。これ、なんででしょうか?考察してみます。
例えばこんなとか、、
こんなとか
外国人観光客にウケが良いから?
外国人観光客の多い札幌ではパッと見て日本語が分からなくても理解しやすい「のれん」の形態が好まれるのだと思います。
そして日本古来からある、「のれん」の形状が新鮮に映るのだと思われます。
コロナ禍で一時的に少なくなりましたがだいぶ復活して来て外国人観光客のお客さんもこれらの店をよく利用しています。
若者や女性にもウケが良いから
どこか懐かしさのある「のれん」は日本人だったら一度は目にしたことがあるもの。
その、のれんを今風にアップデートさせたデザインで店頭に飾ることで若い人には「新しい」と感じさせ、女性の目には「おしゃれ」に移っていると思われます。
特にこの「NEWデザインのれん群」※勝手ににそう呼びます。
特徴としては
・通常ののれんより大判で、大きいものだと床に付くくらいの丈感がある
・グラフィックデザインをしたプリントものが多い
・グラフィックデザインがモダン
なことが挙げられます。
のれんデザインの先駆けとなった店舗の成功
どこのお店が最初にやり始めたのかは定かではないのですが、確実にこのお店の成功がこのトレンドに拍車をかけているのは間違い無いです。
酒と銀シャリ せいす [狸小路6丁目の“大人の居酒屋”]
立ちっぱ酒 せいすスタンド [せいす×立ち飲みスタイル]
出典:株式会社アンドセイス公式HPより
お店は常に老若男女でごった返し、まさに繁盛店。地元の人から観光客まで全部取る間口の広さ、、
店舗を定期的にチェックしているのですが、この「のれんデザイン」にかなり力を入れていて、定期的にこのデザインが変わります。
シーズンによって変わるその様は見た目も華やかで、街の景観にも一役買っていること間違いなし。またその時々のグラフィックも素晴らしく、日本を感じさせる和テイスト+モダンで現代的なアプローチ。
見てて気持ちいいです。
結論
店を繁盛させたいからどの店舗も「NEWデザインのれん」の外観になっていく。
繁盛店の様子をどの店舗も見ていると思うので、その成功にあやかろう、真似しようという意識も働いてのれんを外観に出した店がどんどん増えていくのが分かりました。
特に、和食を扱う様な居酒屋、おでんやなど、やはり和系の店と相性が良く、これらのジャンルで新規出店の際は外観が「NEWデザインのれん」になりがちです。
ファッションと同じ様に店舗のデザインにもトレンドがあり、それを取り入れる理由は売りたい、繁盛させたいからというデザインと商業が密接に紐付いているのがよく分かります。
あんまりにものれんのお店が多くなってきていて、今度は同質化するのでは無いかという不安も少しあったのですが、結局は「料理の内容や、コストパフォーマンス」など基本がちゃんとしているお店が強く支持されている印象です。 大事なのはデザインだけでなく、本質+デザインで訴求する事ですね。。真面目かっ!?
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