その名はニュー阿寒ホテル
まりもで有名な阿寒湖畔にそのホテルはあります。札幌からは車で高速を利用し3時間半ほどで到着です。
車での長距離移動に慣れて来ている著者は少し遠いかな、、くらいでしたがあまり車移動に慣れてない方は遠く感じるかもしれません。
圧倒的な大自然、阿寒。その大自然に包まれた癒しの空間。美味しく、楽しく、心地よいリゾートタイムをお過ごしください。
出典:ニュー阿寒ホテル公式HPより
毎度の事ですがTATTOO、刺青に本能的な嫌悪感のある方は読むのをご遠慮ください。
デザイナーなので多少TATTOOが入っているのですが、サウナを覚えてからというもの、少し窮屈に感じています。
もちろん分かっています。基本、温泉施設に入れない事は。
知っててTATTOOを入れました。でも、犯罪者でも無いし、カタギの仕事してるし、しっかり納税もしてるし、選挙は欠かさず行くし、なんならその辺のおじさんより大人しくマナーを守り綺麗に入浴出来ます。
痰を吐いたり、サウナ後に水風呂にそのまま入ったり、毛染めをしたりしません。
ここでは同じ様な悩みを持たれる方に、実際に筆者が浴場側にOKなのを確認して入浴したサウナ付き温泉施設をご紹介していくシリーズです。
早速問い合わせてみる
行ってみて入浴出来ない、入浴出来たとしても追い出される(実体験あり。頭を洗っている最中に、「お客さんすいません、うちTATTOOだめなんでっ!」い、、今?)というのは嫌なので事前に問い合わせます。
「すいません、あのー、、入浴の際、TATTOOが若干入っているのですがどうでしょうか?入れますでしょうか?」
『あ〜当ホテルでは基本的にTATTOOのお客様の入浴を禁止している事はございませんが、個人ごとにご判断頂き、タオルでそれとなく隠すなり、シールを貼るなりして対応頂いています。対応はお客様にお任せしております』
???「それって、、別にこうしないとイケナイみたいな規則は無いって事ですよね?個人の判断に任せるっていう事は?」
『左様でございます。多少、他のお客様のご迷惑にならない様に気を使って頂くという事で、特に禁止はしておりません。』
「あ、分かりました。ハジっこの方でマナーを守り、大人しくしてるので大丈夫だと思います。」
要するに、禁止はしてないが、おおっぴらに認めてもいない。最近では余り見かけなくなった、古来の日本人らしい「グレーゾーン容認体制。」またの名を「おおらか」いやー昭和っぽくて好きです。
事前調査では最近ホテルスタッフの有志の方がお風呂に併設しているサウナを見直し、力を入れているらしい事もわかりました。これは期待が持てます。
いざ訪問
せっかくなので宿泊予約をして突撃しました。建物自体は昭和の趣を残す古い感じですが、とても立派なホテルです。車寄せの対応やフロント対応は素晴らしいホスピタリティで益々期待が高まります。
天空ガーデンスパ
本館9Fが大浴場、そして屋上がオープンエア+温水プールが併設した「天空ガーデンスパ」がそこにはありました。屋上のプールは水着着用で老若男女が誰でも入れるようになっています。
屋上プールからは阿寒湖畔を一望できます。家族連れもたくさん利用されています。水着は男性用のものは無料で貸し出ししていましたので手ぶらでもOKですね。
出典:ニュー阿寒ホテル公式HPより
大浴場+サウナ
ヤバいです。大浴場も阿寒湖を一望できます。また、サウナ室にお邪魔したところ大きな窓から阿寒湖畔の絶景ビューが。。これは良い。
サウナ室のポイント
・阿寒湖畔の絶景ビュー
・最大10名は同時に入れると思われる大部屋(現在は密を避けるため最大6名まで使用可能/交代制)
・室温80~90℃のドライサウナ。体感はもう少し暑い
・アロマ入りのセルフロウリュ可能
・テレビ付き
・何気に嬉しい座るところにマット付き。室外にも個別のマット有り。使用可能
整いポイント
・岩風呂での水風呂は水温7℃でした。(グルシン=10℃以下だと激しく整う)
・サウナを出た所に大浴場とは別のシャワーが4つあり。サウナ前後の体を洗いやすい。
・無料でレモン水のサービスあり。
・立って浴びるシャワーは故障中
・整い椅子が4つあり。便利。
その他ポイント
・露天風呂や屋上スパまでは動線がいまいち悪く、少し遠いので屋外で整うのはあまり現実的では無いかもしれません。ラストセットならありか?
女性用のサウナ室の画像。男性用は部屋の作りが対照になってました。出典:ニュー阿寒ホテル公式HPより
セルフロウリュスタイル
結論
最高すぎたので釧路、阿寒湖方面の定宿に決定します。
ニュー阿寒ホテル最高すぎました。TATTOOほぼ問題なし。(おおらか)
端の方をひっそりと移動はしました。時々他のお客さんからヒソヒソ言われているのは聞こえています。でも大丈夫です。ホテルに事前に確認していますから!
他にもチラホラTATTOOのお客さんを見かけました。本職の方はお見かけしていませんが。
古いホテルですが生き残りをかけて新しい事にトライして行こうとしている気概を感じました。ホテルのバイキングも朝晩メニューが変わり、夜のアルコール飲み放題+¥1400。素晴らしい。
また、阿寒の街自体が「昔はもっと大量の観光客がきて流行ってたんだろーなー」という面影を残していますがまだまだ面白いことをやろうとしている人がいるのを感じます。かなりおすすめの街、施設でした。
後述
事情通の友人に後日聞いた話によると、和彫りの本職の方も全然問題なく入っているとの事。
もしや端の方をひっそり歩かなくても良かった?
阿寒湖畔の街は何度か強烈な観光ブームがありました。「まりも」や「まりもっこり」がそのブームを牽引しつつ、アイヌコタンや観光業にお金が流れて来ていたはずです。 そのブームも去り、阿寒湖畔には本質、本当にいいものだけが残っている感じがします。
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