美唄やきとりとは?
北海道でよく食べられている「美唄やきとり」北海道に居住しているとよく出てきます。
北海道では定番のやきとりのスタイルですが時々、ナゾの卵みたいなのついてます。
ムシャムシャ、、美味い。この小さい卵って、うずらの卵じゃないの?
【美唄やきとりとは?】
出典:農林水産省「うちの郷土料理」
札幌市と旭川市の中間に位置する美唄市。かつては全国でも有数の炭坑の町として栄え、多くの炭坑労働者で賑わっていた。
当時の炭坑労働者が好んで食べていたといわれるのが「美唄やきとり」である。いまも「美唄やきとり」は地元のソウルフードとして、子どもから大人まで幅広い世代に食べられている。
発祥は昭和30年(1950年前半)ごろ、美唄市内でやきとり屋台を営んでいた三船福太郎が考案したといわれている。
内臓を使った「モツ串」は炭坑労働者をはじめとした地元の人から人気を博し、それが「美唄やきとり」として広まっていったといわれている。
うずらの卵かと思っていたらなんか違う??なんだこれ?
ナゾの卵は「キンカン」と呼ばれる希少部位で、ありがたいものでした。その考察結果をお届けします。
・なんだか分からずに美唄やきとりを今まで食べていた方
・うずらの黄身と勘違いしている方
・そんなもの、今まで食べたことない方まで
何かのお役に立てれば幸いです。
希少部位だった
なぞの卵、、その名は「キンカン」と呼びます。
これは柑橘のキンカン
鶏のキンカンが取れるのは、「成熟した雌鶏」からとなっている。
出典:オリーブオイルをひとまわし
一般的な食肉用の雌鶏(ブロイラー)は成熟する前に出荷されるため、キンカンを取り出すことができない。
そのため、食用のキンカンのほとんどは、採卵用の雌鶏(親鶏)から取り出したものとなっている。
しかし、親鶏の食肉加工はあまり盛んに行われていないため、キンカンは希少価値が高い部位となっているようだ。
・卵を産む親鶏のメスからしか取り出せない
・親鶏の食肉加工はあまり盛んに行われていない
だから希少なんですね?!
具体的には?
実際には鶏のどの辺にあるのでしょうか?実際はこの辺にあります↓
タマミチは、まだ生み出されていない卵と卵管、キンカンはその卵のことを言います。
出典:Preco foods より
卵は一般的なタマゴの黄身より濃厚で、卵管は淡白な味わい。串焼きや煮物などに使われます。
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なお、ヒモは1羽に1本しかなく、キンカンは5~10個程度連なっていることが多いようです。
キンカンは1羽から1個しか取れないから希少なわけではないよ!
キンカンの写真はちょっとグロいので控えました。ご自身でお探しください!
おもてなしの心
一般的に焼き鳥は、食べたい部位を選んで注文しますが、美唄やきとりは一本の串にさまざまな部位の肉が刺さっています。
皮、レバー、心臓、砂ズリ、セセリ、きんかん、もも肉など、一本の串で鶏を丸ごとあますことなく味わえるのが美唄やきとりの特徴です。
美唄では、遠方から訪れた客に対して鶏1羽を余すことなく料理してもてなす、という風習が残っており、その名残りが美唄やきとりに表れています。
結論
ナゾの卵は希少な「まだ生み出されていない卵」だった。
なんとなく、ナゾの卵は「卵巣」なのかな?と思っていましたが、ちょっと違う。
ナゾの卵は採卵鶏としての役目を終えた産卵専用のニワトリの成熟した卵巣(輸卵管)を食肉加工するときに取れます。
卵巣にある未熟な卵黄が卵白や殻に包まれる前のものがナゾの卵の正体!「キンカン」だという事がわかりました。
よしっ!次回からおもてなしの心を感じながら食べます。
キンカンがなんなのか?今までよく分からず食べていました。 よくよく考えてみると、筆者は雑な人間なのでよく分からないまま口に入れているものって結構あります。 ・お酒の蒸留のさせ方による種類の違いがよく分からない。 ・きくらげが本当はなんなのかよく分からない。 ・塩辛が本当はなんなのか実はよく分かってない。 ・食用菊と食用じゃない菊の違いがよく分からない。 何にも分かってない人間ですね、、、もっと繊細な人間になろう。
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