ねぎそばとは?
福島県・南会津郡、、会津鉄道湯野上温泉駅からタクシーで10分ほどの場所にある
「大内宿:おおうちじゅく」
江戸時代に会津西街道の宿場町として整備された、かやぶき屋根の建物が並ぶ江戸時代にタイムスリップしたかの様な観光地です。
そんな大内宿の名物に、まるごと「ねぎ一本」を、箸代わりにして食べるそば
「ねぎそば」
があるらしい。
な、なにそれ!?絶対食べづらいでしょう??
会津〜日光を結ぶ昔の宿場町ですね。
正に江戸時代の宿場町そのもの!(もちろん見たことは無い)
「ねぎそば」は、観光地的なインスタ映えを狙った施作なんでしょうか?
札幌市在住で北海道内の様々な「なんか引っかかる」飲食店に突撃を繰り返す筆者が、
「ねぎを箸代わりにして、そばを食す」にトライしてみると、、
江戸時代の風習から着想を得た、縁起のいい「そば」がありました!
北海道を離れ、福島県・南会津郡に突撃する<番外編>の今回は、、
・「おそば」好きの方
・福島県・会津地方にご旅行の予定のある方から
・福島県に行く機会なんて恐らく一生無いな〜と思っているそこのあなたまで
旅行の際の参考に、または新商品開発の着想のヒントにでもなれば幸いです。
ねぎそばの看板だらけ
大内宿のメイン通りを散策してみると、、
ねぎそば看板だらけっ!
そこら中でねぎそば推し!
1本ねぎの写真が!
しかし、どんなにオススメされても箸がなかったらそばが食べれないと思うのですが、、、?
どうなんでしょうか??
入店!
かやぶき屋根が美しい蕎麦屋さん「こめや」さん!今日はここに決めました。
早速入店します!
おぉ、イワナ焼いてる!
早速注文
メニューを確認し、早速注文です。ねぎそば¥1,200-でした。
生ねぎを食べられない(辛くて)事態を回避する為に温かいそばを注文です!
はい、ど〜ん!どうするのよ?これw
当然、食べづらい
当初の想定通り、、うん、やっぱり、、そうだ、、!w
ぜんぜん食べれないっ!生ねぎに噛り付くしか無いっ!
もう、無理やり食べます。そばがボロボロこぼれます。
でも美味い!
ただ、そばは本格的!会津のそばのルーツは長野の高遠(たかとう)そば。
そば処として知られる信州高遠のそば文化がそのまま会津に伝えられたんですね。
そして本格的!十割そばです。
あれ、、美味いっ!本格的だっ!
※ちなみにちゃんと箸もあります。途中で諦めて箸で食べました。
なぜねぎ1本で食べるのか?
それにしても、何でこんな食べづらい食べ方をするのでしょう?
調べてみると、その訳は縁起物でした!
ねぎそば誕生の経緯
会津のそばは、昔は祝いの席や徳川将軍への献上品だったため「切る」というのは縁起が悪いとされ、ねぎを切らずにそのまま使ったのが始まりだと言われています。
出典:macaroniより
その一方で大内宿の「ねぎそば」は、地元の『三澤屋』が30年ほど前に始めたメニューだそうです。
「小さいお椀にねぎを挿して子孫繁栄を願う風習がある」という話をお客から聞いて発想を得たそうです。
チャンバラの時代に「切る」のワードは御法度だったんですね〜!
結論
ねぎ1本でそばを食べるのは、縁起がいいから。
ねぎ1本でそばを食すのは何もインスタ映えを狙ったわけでは無く、そばが祝いの席や献上品としてよく用いられ、その際に縁起が良いという風習が元になっています。
そして一度は途切れたその風習を平成の時代になり現代に甦らせたという経緯がありました!
蘇ったのは平成初期、、インスタなんか全く無い時代ですね。
観光地の食べ物なのであまり期待していませんでしたが、なんのなんの!
大内宿の「ねぎそば」はちゃんと美味しい!
ぜひ訪れた際はお試しあれ〜
繊維関係者としては地場産業の会津もめんも気になるところです。 次回突撃してみます。
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