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AM11:30 なぞの相談が、、
ミュージシャンの友人から急にナゾの相談が、、
明日のイベントでバンドの物販で売る、オリジナルT-シャツ作れないかな?
明日は無理でしょ?普通に。データ、版、BODYはあるの?
ない、何もない。
んじゃ無理でしょ?
じゃ自分でやってみる!
筆者も自分で刷るので、工程がよく分かります。
さすがに「ゼロベースの段階から1日納期では作成不可能」という判断をしました。
自分でプリントした過去記事↓
自分でシルクスクリーンプリントをする方法
そんなコメントを無視して、こう!と決めたら止まらない友人が
構想から半日で翌日のイベントで販売するT-シャツを作り上げる経過を追いました。
「なんでも本気でやれば出来るんですね」
・明日物販でT-シャツを売る予定の方
・ご自身でブランドをされている方から
・自分で商売を営まれている方まで
ものづくりの参考になれば幸いです。
PM14:00 データ決定
元々あったバンドのグッズ用のデータを流用する事が決定。これなら
「1からデザイン決めをする必要がない」
のでかなり時間の短縮です。元々の活動が生かされています。
PM16:10 プリント機材購入
問題はどうやってプリントするか、、、?
一番簡単なのは、、
・PCで作ったデータを転写紙にプリントする
↓
・プリントしたデータをアイロン接着
という手法なんですが、いかんせん「素人っぽすぎる」。学生じゃないんですから、、
印刷用転写紙
このシートで作成するのは売り物としてはイマイチです。
もういいわ、これ買うわ!
という叫びの連絡が入ったと思ったら、、すでに買っちゃってます。w
業務用にも対応できる名機でお馴染みの、、「Tシャツくん」自分で製版できる事が強みです。
Tシャツくん!
なんとお値段 ¥31.350!! 結構します!でも完全にノンストップモード。
こりゃあ、T-シャツ結構な枚数売らないと元が取れません。
今後もこの手法で継続的な制作をしていく!という決意の表れか!?
その他にもスクリーン用メッシュやインクなど必要な付属を買い揃えていきます。
PM17:00 BODY購入
プリント機材は揃ったので次はプリントを刷るベースとなるBODYが必要です。BODYのベースは普通の小売店に行かず、
「街のプリント屋さん」でBODYだけ比較的安価で売ってもらえます。
こういうプリントTシャツ屋さんで
無地BODYは売っています。
全部で30枚ほど買ったよ〜
30枚、、かなりやる気ですね!?
PM 20:00 作業開始
Tシャツくんでデータを製版し、作った版の上にインクを置く。そして手刷りしていきます。
シルクスクリーンメッシュに製版
枠型にハメて、、
インクを乗せて、刷るべしっ!
刷るべしっ!
AM 2:30 完成
しばらく間が空いて、、深夜に連絡が来ました。体はズタボロの様ですが、熱量がすごい。
そして完成してるっ!!
で、、、でけたっ。。
30枚刷るって結構大変なんです。
1色使いならまだしも、、
2色使いなんか手間2倍‼️(2回刷るから)すごい。
乾燥の工程もあるので特に多色刷りは大変なんですが、なんなくこなしています。さすがです。
結論
本気でやれば、Tシャツって約半日で出来る。
思いついてから15時間で完成!早すぎる。
アパレルの常識では考えられないスピードで30枚のオリジナルT-シャツの完成です。
通常であれば
・外注の工場に出すと約30日〜
・版だけ外部で作成してプリントを自分で刷っても7日〜
・ステンシルタイプの吹き付け(スプレー)であればなんとか1日〜
という常識が見事に覆されました。
本気で(採算度外視感はありますが)やれば15時間で完成できるんだ!?w ちょっと感動的です。
そうでよ!
構想から製品完成まで15時間ほどで完成したTシャツ。
そんな短時間で完成できるとは思いませんでした。何がなんでも 作ってみせるという気概。
気持ちがあれば時間は超えられることが改めて分かりました。
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