寒冷地の冬にメキシカンパーカーは通用するのか？

メキシカンパーカーとは？

メキシカンパーカー（通称：メキパー）をご存知でしょうか？

メキシカンパーカーとはアメリカ・西海岸の代表的なアイテムで、そのルーツはサーフィン文化にあります！

その歴史は1930年代まで遡ります。

サーファーがより大きな波を探してアメリカから南下していた時代、彼らがメキシコのバハ・カリフォルニアにたどり着いたのがメキシカンパーカーの始まりです。

サーファーがメキシコの地元住民の上着：セラーピ・ブランケットをカリフォルニアに持ち帰ったことで生まれたパーカーの総称です。

（現地スペイン語ではsudadera de jergaという）

※そのルーツである、セラーピ・ブランケットが伝統的な生地を使用したストライプ柄であることから、メキシカンパーカーもストライプ柄が基本になっています。

その後60年代後半から70年代にかけて盛り上がったヒッピー文化に浸透し、一世風靡しました。

そもそも冬でも温暖なアメリカ西海岸が発祥のメキシカンパーカー。筆者の居住する札幌の冬に着用してみたら、、

「構造的な問題と、意外な暖かさ」がありました。

札幌市在住、サーファーでもヒッピーでもない、サウナーの筆者が、メキシカンパーカーって寒冷地の冬にどうなの？使えるの？と「メキシカンパーカーを考察する」今回は、、

・メキシカンパーカーを古着屋で見かけた事がある方

・メキシカンパーカーをお持ちの方から

・カウンターカルチャーに造作の深い方まで

寒冷地でのトップス選びの参考に、または、より快適な生活を過ごして頂くキッカケにでもなれば幸いです。

まずはお直し

先日、古着でメキシカンパーカを入手しました。基本のストライプ柄ではなく、あえて無地をチョイス！

無地はプリントTシャツなどと同様、メキシコ観光地のお土産ものとして売られていました。このパーカーはCOZMEL（メキシコの地名）のお土産系かと思われます。

海外の服あるある、「袖長すぎ問題」

邪魔くさいので短くします。

ディテール検証

メキシカンパーカーの特徴的なディテール（仕様）はどのようになっているのでしょうか？

最大の特徴は衿元部分のスキッパー（前の切り込み）仕様。太っとい紐は、、全然機能的じゃない。w
前中心はカンガルーポケット。手入れはしずらい。なんでこんなに縦長なのか？おそらく適当に作ってるから。w
脇裾はスリット入り。裾の運動量が出て動きやすい〜

着用実験

実際に冬の屋外で着用して実験です！下にはT-shirtsのみの着用。

上にメキシカンパーカーを着用し雪の降る屋外に突撃です！

この衿元部分のスキッパーは、どう考えても首周りスースーします。

屋外は-4℃！寒いです。

屋外に出ると、寒いのですが思ったより寒くないっ！体感的にはスウェットシャツと大差ない感じがします。

さすがに、これを寒冷地のアウターとして着用するのは無理がありますが、、w

素材感の気づき

コットンやアクリル、再生繊維で作られる事の多いメキシカンパーカーは、、

”糸も太くざっくりとした織り”になっています。見た目は、

「風の通りが良くスースーしそう」ですが、、

パーカーの表面感はこんな感じ。綾織りになってます。

この表面の膨らみによって空気が内包されて意外と暖かい事がわかりました。

結論

寒冷地の冬でもミドルレイヤーなら可だが、実は夏の夜が最高かもしれない。

氷点下を記録する寒冷地の冬でもミドルレイヤー（下着とアウターの間の服のこと）としての

”スウェットシャツ”代わり

だったら十分成り立つ事が分かりました。

アメリカの”西海岸古着”でよくある、「これ、日本だといつのシーズンに着るのが正解？」モノの仲間な事はまちがいありません。

ですが、寒冷地でも普段着としてメキシカンパーカーを楽しみたい！そんな方は↓

【寒冷地でのオススメ着用方】

・冬場のミドルレイヤー（中間着）

・春のアウターとして

・夏の夜、冷えてきた時の羽織として

・吸水性に優れ、サッと羽織れるためサウナ後のトトノイタイムに

実は寒冷地でも長いシーズン着用出来る便利なアイテムである事が分かりました。

もしお気に入りのメキシカンパーカーを見つけたら、レッツトライッ！

最後に今回のメキシカンパーカーを購入する決め手になった、バックプリントのデザインを披露させて頂きます。

I'M SHY BUT I VE GOT A BIG DICK!!!
「私は恥ずかしがり屋ですが、ポコ⚪︎ンはデカいです！！」

君は一体何を言っているんだ？w、、平和でしかないですね。このノリ、、大好物です。peace!