部屋干し生乾き臭の問題を解決する方法

ファッション

友人より相談が

先日、洗濯物の臭いに関する相談を受けました。

友人
友人

あの〜洗濯物の生乾き臭ってどうしたらいいの?くさいんだけど。

筆者
筆者

え〜?ちゃんと乾燥させたらいいんだよ。洗剤とかも生乾き臭対策なの、あるでしょ?

友人
友人

いや、それでも臭いし、よく生乾き臭する。

困った問題です。友人は建築関係の仕事をしています。肉体労働が基本となりますので、、

洗濯する服の前提は?

・すぐ汚れる

・洗濯の頻度が高い(ほぼ毎日)

・毎日着用する。

・現場では耐久性が求められるので生地が厚く乾きづらいものが多い

ということが想定されます。

今回のゴールは?

筆者の本業である洋服のデザインや、物性面での考察、服の持つ機能など多角的な方向から考察し

その原因を探りながら冬の日照時間が短い、平均気温の低い寒冷地でも、、

筆者
筆者

洗濯後の生乾き臭をさせない事は可能!

という結論を出しました。今回は

・日々、生乾き臭でお困りの方

・毎日洗濯で追われている主婦の方から

・肉体労働でいつも服の渇き具合を気にされている方まで

次回の洗濯の参考になれば幸いです。

生乾き臭の原因は?

「生乾き臭」はその名の通り、生乾きの状態になることで原因菌である

「モラクセラ菌」

が繁殖して発生するものです。

ただし、モラクセラ菌(以後:菌)はどこにでもいる常在菌で、菌そのものが臭うわけではありません。

モラクセラ菌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

あのイヤなニオイの真犯人は、菌が増殖する時に出す排泄物です。

筆者
筆者

は、は、、排泄物!?菌の!?マジすか?

菌は皮脂や水分を栄養にして繁殖するため、

・洗濯物に汚れが残っていたり

・乾くまでに時間がかかったりすると

菌が繁殖しやすい条件が揃い、生乾きのイヤなニオイが発生してしまうのです。

対策1 洗濯前

菌が増殖するのは、洗濯後に限ったことではありません。

皮脂や水分を栄養にして繁殖するので

洗濯前の汗が染み込んだ衣類も菌にとって絶好の繁殖地になります!

洗濯待ちでも菌が増える。


洗濯カゴに

・汚れた衣類を放置していたり、

・濡れた物と乾いた物を一緒に入れたりしていると、

筆者
筆者

アワワ、、洗濯前から菌が大増殖してるぅ〜

という事になります。

面倒でも濡れた物と乾いた物は別のカゴに入れて、できるだけすぐに洗濯するようにしましょう。

また、洗濯槽も月に1回くらいの頻度で掃除するのが理想です。

洗濯後は蓋を開けておき、洗濯槽をしっかり乾燥させることも忘れずにやりたいところです。(これいつも忘れがちです)

洗ってますか?いいえ。

対策2 洗濯後

生乾き臭を発生させないために最も重要なのは、

「洗濯が終わってから乾くまでの時間」です。

菌は5時間経った頃から爆発的に増殖するため、5時間以内に乾かすことができれば生乾き臭をある程度抑えることができます。

天気の良い日は外で問題ないのですが、、服の焼けや女性だと防犯の観点からも都市部では干しづらいです。


しかし、そもそも都市部では、ほとんど部屋干し。雨の日や冬期はどうしても水分が残る時間が長く、

雑菌が繁殖しやすくなっているため、「生乾き臭」が発生しやすい環境下にあります。

そこで押さえておきたいのが、

部屋干しのコツ

・風通しのいい場所に干すこと(カーテンレールなどの窓際は湿気がたまりやすく、雑菌も多いため一番NG)

・雨の日は窓を閉めてしまいがちですが、室内の湿度が上がって逆に乾きにくくなってしまいます。
窓を開けて、適度に換気するようすること。

友人
友人

でも寒冷地は冬は窓凍ってて開かないですよね。

・干し方によっても、乾き方は大きく変わってきます。できるだけ1つ1つの衣類の間隔を空けて空気の流れを意識して干す事が重要です。

ギチギチに詰めない事!

対策3 もし発生してしまったら

事後の対策ですが、もし生乾き臭が発生してしまった際はどうするか?

アイロンで加熱する

脱水後の湿った状態の洗濯物に、温度を150℃程度にしたアイロンを乾燥するまでかけます。

また、スチームアイロンを活用すると微細なスチームミストで嫌な臭いも気にならなくなるでしょう。

ただ、加熱が不十分だと臭いが復活してしまう場合もありますので注意が必要です。

友人
友人

臭い復活したら意味ないジャン??

コインランドリーを活用する

家庭用のドラム式洗濯機は60℃前後で乾燥させますが、コインランドリーの乾燥機は約80~120℃程度まで温度が上がります。

そのためモラクセラ菌を始めとした雑菌を確実に取り除くことが可能です。ただ、

「非常に面倒です。」

友人
友人

着用後に、用事があるのにコインランドリー行ってる時間なんてあるわけない。

酵素系漂白剤を活用する

酵素系漂白剤は殺菌・漂白共に強い力を発揮するため、雑菌の繁殖を防ぐことが期待できます。
40~50℃程度のお湯に1~2時間つけ置きが必要ですが。

友人
友人

すぐ着たかったのにつけ置きから??

どれをとってもめんどくさい、、事後対策は非常に厄介だという事がわかります。

筆者
筆者

自分なら着用を諦めてもう一回洗います。

友人
友人

俺は電子レンジに入れてチンする。

結論

自宅に除湿衣類乾燥機を導入し、生乾き臭を発生させない様にする対策がベスト。

発生してからの対応はあまりに手間。気分も落ちますので個人的に避けたいところです。

ではどこを対策したらいいのか?

やはり考えられる1番の対策は、「乾燥の時間を短縮する」でした。

菌は5時間経った頃から爆発的に増殖する。その前にある程度乾かすことが重要です。

そのためには「除湿機能付き衣類乾燥機」の導入が不可欠です。

※ちなみに筆者も導入済み&いつも部屋干しですが、生乾き臭が発生した事は導入後1度もありません。

おすすめです。(あくまで私見です、参考までに)

技術の革新で消臭糸で製作した衣料品が存在します。

特に靴下、靴底なんかにはかなり効果的で、生乾きだけではなく日常の着用による「汗臭さ、体臭、足臭」にも効果があるようです。

アパレル製品も日々、技術革新して行ってますね。
別の友人
別の友人

衣類乾燥機4時間+トドメに浴室乾燥1時間もいいよ。

と追記コメント頂いております。参考までに。

友人
友人

よく台所のタオルが生乾き臭するんだよなぁ、、

そんな人には、、こんなものもありましたっ!↓

過去の靴の乾燥に関する記事はこちら
あなたの家にも靴乾燥機が必要?

コメント

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