寒冷地の人々が気温に対して薄着の理由

ファッション

寒冷地の人って薄着じゃないですか?

いつも思ってました。「こんな格好してて寒くないんだろうか?」と。春先の薄手のコート、夏前のショートパンツ、秋口のTシャツ。冬の足出し。

アパレル用語では「端境期/はざかいき」と呼ばれる中途半端な季節にそれを感じる事が多いです。

・春夏(3〜6月)→まだその格好は早くないか?薄着

・秋冬(9〜10月)→この気温でその格好するか?薄着


端境期が寒冷地は本州より長いのです。この薄着問題を本日は考察します。

寒冷地の人だから寒さに強い?

旅行で訪れたりした時には「寒さで感覚が麻痺して薄着でも平気、寒さに耐性がある人が多い」のがその理由だと思っていました。

東京から札幌に移住し4年目。一向に寒さに強くなってる感じがしません。

いまだに冬場は霜焼けと戦っています。どうやら寒冷地に住んでいるから寒さに強く、薄着をしているわけではなさそうです。

今日は暖かい陽気だから薄着で良いと勘違いしているケース

・朝起きたらなんか暖かくない今日?ついに来たか!春が。のケース。

このケースは前日との寒暖差が大きい日に起こります。勢いよく薄手のコートで外出したは良いが夕方にかけて氷点下になり、装備が足りない事で後悔します。

・昨日まで暖かかったからそのノリで外出したら後悔するケース。

このケースはいきなり寒が戻り、春コートでは寒すぎる状態に陥ります。外に出たは良いけど引き返す時間もないので一日中我慢をする羽目になります。

これは秋口にも発生します。昨日まで暖かかったから薄着して外出したらもう冬の寒さというケースです。

2022年3月の日ごと気温

出典 気象庁公式HP 札幌 2022年3月(日ごとの値) 詳細(気圧・降水量・気温・蒸気圧・湿度)

今日車で来てるからケース

このケースも結構多いのですが、家から即暖かい車に乗り→そのまま屋内駐車場のあるお店に行くだけの場合、動きやすい薄着のケースがあります。

ただ今回の対象は「冬場に街を歩いている人」を考察しているためこのケースは対象外とします。

気温とは関係なくトレンドを着たい人のケース

これは若い人に多いのですが、もう3月末なんだから中綿入りのアウターなんか恥ずかしくて着れないでしょう?とか、今年トレンドのヘソを出してみようとか、特にファッションに敏感な女性の方に多くみられるケースです。

大雪なのにピタピタのショーツ
・風がビュービュー入る穴だらけのダメージジーンズ
・氷点下なのにブラウス1枚
・大雪なのに革ジャン


気温なんかお構いなしです。「おしゃれは我慢」を地でいくタイプの方に多いです。
別ヴァージョンでは大雪なのにハイヒールという強者も見た事あります。(流石に旅行者の人でしょうか)

個人的にはオシャレはTPOが大事だと思ってるタイプなのであまり無理すると体を痛めますので注意が必要です。でも、基本ファッションは自由なので好きにしたらいいですね。

別の話ですが、夏でも素肌に革ジャンを汗だくで着ている友人がいました。あれは果たしてカッコよかったのだろうか、、?

結論

寒冷地で薄着の人は「間違って着て来ちゃった」か「我慢しているか」のどっちか。

多少寒さに強い人はいるかもしれませんが、同じ人間ですので極端に寒さに強いという事は無いと思います。シロクマじゃないんですから。

ずっと氷点下の日が続いていていきなり4℃位になると、春来た?と勘違いし急に春物を着出すのですが、4℃って十分寒いんですよね。

その辺の<連日の寒さと気温が少し上がった時のギャップ>が薄着の人が街に溢れる理由でした。

ファッショニスタの人はその辺は全く関係なくトレンドのものを寒かろうが雪だろうがタイムリーに反映させています。なのでどうしても薄着になりがちです。

あれ?春かな?と思って一枚もののスプリングコートを着て外に出たらすごく寒い。

「間違っちゃったけど引き返せない」状態が3〜4月は結構多いです。このくらいの時期には「スプリングコート」⇄「ダウンジャケット」の間をつなぐ、薄くて軽い中綿系の商品が寒冷地では必要ですね。しかも春っぽいやつ。題して「スプリング薄中綿コート」

・先日「間違っちゃったけど引き返せない」をやってしまい、風邪引きました。

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