コンプライアンスなんか全く無視した、どえらいシャツが存在した。

デザインとアート

どえらいものを入手してしまいました。

こちらになります。ぱっと見は派手なディズニーのシャツ。でも実は全く違います。

一見かわいいクレイジーパターン風

元ネタはこれ

元の原画は、アメリカコミック界を代表する漫画家 ウォーリー・ウッドが前衛ユーモア雑誌「The Realist」の発行人 ポール・クラスナーの依頼を受けて描かれ、1967年5月号の「The Realist」に1コマ漫画として掲載されました。

発表されたのは、ウォルト・ディズニーが亡くなったすぐ後です。

ちなみにクラスナー自身はウォルト・ディズニー・カンパニーからは訴えられませんでしたが、ディズニー社はこの作品の彩色された海賊版ポスターを出版していたサイケデリック・ポスター出版業者のサム・リッジに対し法的措置を取り、和解しています。

ようは、
「ポスター業社はディズニーに訴えられてます」ヒエェ。

タイトルはThe Disneyland Memorial Orgy ディズニーランド記念乱交パーティー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)


ヤベエヤベエ

どえらい事になってます。

何がすごいってアンオフィシャル

このシャツは2022年に新作でリリースしている現行品で当然アンオフィシャル。これが昔のヴィンテージなら分かります。グレーな時代だったから。今これやるか?ヤバいです。見つかったらまた訴えられる危険性があります。

セディショナリーズに影響を与えている絵です。

セデショナリーズ(マルコム・マクラレン&ヴィヴィアン・ウエストウッド)がこの絵に大きな影響を受けている(と言うか、もろサンプリングしていますね)ということは、

ジェイミー・リード 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 

以降、現在までの多くのUKグラフィティ・アーティスト達にも脈々と影響を与え続けている事は明白です。

セディショナリーズのディズニーモチーフの有名なグラフィック

これ、流石に今は販売してなさそうでしたね。。

ちょっと衿が高すぎて野暮です

海外ものなんですが、ちょっとスタンドカラーの衿幅が高すぎて着づらいので直します。

購入時は43mm幅のものを、、

バラして、、

縫い直して38mmに。(繊細な作業!

結論

21世紀にもPUNKな洋服屋は存在している

テレビが面白く無くなって久しいですが、インターネットの普及により監視され、ますますどの業界でも「コンプライアンス」遵守に拍車がかかっています。

猥雑なものを無理矢理規制しても地下に潜っていくだけで良いことなんか1つもないとは思うのですが、、

耳障り、目障りなものが無くなり綺麗なものに囲まれて安心安全な世の中になるのは悪いことでは無いのですが、人間本体が弱く思考停止になっている気がしてなりません。

自分も含めて気をつけたい問題ですね。

このシャツがカッコいいかどうかはさておき、久々に洋服見て感動した気がします。

今後2度と作れない商品ですね。本当は売っている所とか紹介したかったのですが、ご迷惑になるかもしれませんのでやめておきます。

そもそもこんなブログ書いてたらなんか怒られたりしないか、ビクビクしながら書いてます。
コンプライアンスの野郎め、、

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