北海道 開店祝い花が人気の理由

寒冷地生活スタイル

祝い花とは?

筆者はデザイナーという仕事柄、

「お店の新規オープン祝い」

にお邪魔する事が多いのですが、先日OPENにお邪魔した、北海道内のある町の店舗で驚きの光景を目にしました。

あれ!?何しているんだろう?

筆者
筆者

!? お客さんが店の前の祝い花を物色しているっ!!?

店の新規OPENなどおめでたい時に取引先などから贈られる贈答品の祝い花。

こんな感じのものが多いですが、、

祝い花がお持ち帰りされている!筆者は東京に20年ほど居住していましたが、そんな光景をあまり見かけた事がありません。

筆者
筆者

結婚式の飾ってある花を参加者の女性に配ったりは見かけた事ありますが、、OPEN中の店頭のお花!?いいの?

今回はそんな北海道の昔ながらの風習を考察します。

祝い花を積極的に持って帰るおばさま方と店側は双方「win win」になる理由がありました。

普段から「祝い花」に触れる機会が多い筆者が考察する今回は、、

・お花好きの方

・北海道で店舗を構えられている商売人の方から

・普段お花を贈る機会の多い企業にお勤めの方まで

今後のお花贈答の参考に、またはお花を頂いた際の参考にでもなれば幸いです。

バンバンお花がお持ち帰りされていく。

じっと店頭のお花を観察していたら、お客さんにバンバン持って行かれています。

お客さん
お客さん

お花頂いていっていいかしら?

スタッフ
スタッフ

はいどうぞ、お持ち帰り用の袋もございます。

お持ち帰られることを前提に、袋まで用意している、、!

筆者
筆者

スタッフの方は最初から知っていたんですね?こうなる事を、、!

そもそも祝い花の意味とは?

そもそも祝い花の意味としては

①新規OPENした事を周辺の人たちに周知させること

②取引先がお祝いという形でそのプロモーションのお手伝い

③ショップ店頭が華やかになり美しい

の3つが主な理由だと理解していたのですが、このように「お持ち帰り自由」スタイルだと、もう一つの理由が発生しています。それは、、

④お客さんが持って帰ってお家でも嬉しい。

このスタイルを初めて目撃しました!

筆者
筆者

ただ、OPENから2時間でこんなになってしまうとお店周辺へのOPEN周知の意味が無くなってしまう気がしますが、、?いいの?

OPEN時

2時間後、、なにもねぇ。緑しかねぇ。

これ、北海道だけの風習?

筆者は東京に20年ほど在住していましたが、祝い花を持って帰る光景を見た事がありませんでした。

もしかしたら北海道の風習?全国でいろんなお店をOPENさせた経験豊富な店長に聞いてみました。

筆者
筆者

祝い花をお持ち帰る風習って北海道だけですか?

店長
店長

北海道は多いですね。お持ち帰り袋は必ず用意します。

筆者
筆者

他の地域ではどうなんですか?お客さん持って帰ります?

店長
店長

東北は結構あります。逆に関東は袋用意していても、ほぼ持って帰らないですね。

やっぱり!これ地域ごとに特色のある独自の文化なんだ!?

※その後、調べてみるとこの風習が残る全国的に有名な地域は愛知で、

花が取られて無くなるのは「商売繁盛の証拠」で縁起がいい

とされてきたそうです。

出典:東海テレビより
筆者
筆者

もう取り放題の様相ですね、、!

結論

北海道では開店祝いに送ると、より多くの人に喜ばれる仕組みになっている。

送って喜ばれ、お客さんまで嬉しい。北海道の祝い花は贈られる側だけでなく、その後にお客さんをも嬉しくさせる、

「幸せの連鎖装置」化していました。また、店側からのコメントで

店長
店長

切花なので最後は捨てなければならない。廃棄するよりお客さんに差し上げた方が店的にもいいですね

というコメントもあり、

・たとえ無くなって店頭に残っていなくてもそれはそれで店の宣伝になる。

商売的にも縁起がいいし、なによりゴミが増えないので助かる。

・お客さんもお家に普段なかなか購入しずらい、綺麗な高い花が自宅に飾れて嬉しい。

というWin Winの関係がありました。うーん、面白い。

祝い花のお持ち帰りを目撃したのが比較的田舎の方の店だったので、札幌でも同じ現象が起こるのか?確認すると、

「札幌のど真ん中でも同様です。」

との回答を頂きました。田舎だからお花を持ち帰るとかではなく、国内での地域差がありそうですね

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