FAT BIKE(ファットバイク)とは何か?
ファットバイクとはタイヤの太いマウンテンバイク(自転車)の総称です。私はタイヤが太いので悪路を走破する力がありそう、でも重そうという印象でした。
どちらかというと見た目重視でアメリカ西海岸的なカルチャーの派生でローライダー的なものと当時は誤解していました。
購入に至ったきっかけ
筆者の住んでいる札幌市では街中を時々走っているのは見かけていて、その度に「滑りそ〜&転びそ〜」と思っていました。
当時移住したばかりで冬の移動手段(特に近距離)が歩くという選択肢しかない事に凄くストレスを感じていたので思い切って見に行く事にしました。
新感覚、意外と速い。転ばない。軽い。
しんしんと雪の積もったある日、札幌の老舗自転車店SAM’S BIKEさんに訪問しチェック。全くチャラさは無く、本格的なマウンテンバイクの硬派なルックス、、美しい造形。
実際に試乗させて頂いた所、、す、、滑らない!しかも軽いのでそんなに頑張らなくても深い雪を結構進める!と感銘を受け、即購入。
気になっていたSURLYのWednesdayというモデルを購入しました。乗って見て分かったポイントは
”太いタイヤ幅+スパイクタイヤ”が強烈だということです。
このスパイクタイヤが世界で一番売れるのが札幌だとか、、(降雪量の多い都市でこんなに人口が多い所が世界中で珍しいらしい。)
ちなみにサーリーには元々、Pugsleyというモデルがあり映画『アダムス・ファミリー』に登場する長男の名前に由来します。オデブでヘンテコなその姿にインスピレーションを受けたとか。
そして、筆者購入のWednesdayは、アダムス家の長女の名前に由来。Pugsleyの姉になるそうです。
そんな所にもグッときました。
実際に使用して感じた感想
乗ってみて気づいた事がいくつかあります。
メリット
・雪が降っていても、アスファルトが見えなくなった状態(根雪と言います)でも移動が楽に出来る
・近所にわざわざ車で行かなくて良い。
・冬の都心部でも駐車場を気にせず行動出来る
・冬になると行動範囲が狭まりがちですが、アクティブに外に出れる
・意外と長距離も移動可能(今のところは往復MAX30km位。)
デメリット
・転ぶ時は転ぶ。シーズンに1回は転ぶ。転んだら痛い。本当の氷上ではスパイクも通用しない。
・雪が深すぎると流石に進めない。体感だと30cm以下はイケます。それ以上は重いです。
・歩道が除雪されていなく狭い場合は歩行者とすれ違えない。邪魔者扱い。
・車道でも邪魔者扱い。なのでひたすら裏道を攻める。
・本来は街で乗る物ではないかもしれない。。
(本場アメリカでの画像はすべて林道や砂地だと気づいた。)
結論
人に迷惑をお掛けしない様に市街地でも乗るのが吉。
はっきり申し上げまして寒冷地の冬の革命だと思います。雪の降る地域にお住まいの方は今すぐ乗った方が良いです。
本来は悪路を走破する為に作られたのがFATBIKEなので、春夏は林道や沢などで遊ぶ自転車ですが
筆者は市街地での人力移動がいかにストレスフリーで行えるか?に重きを置いているので雪の無いシーズンはロードバイクに乗り換えています。
よって冬専用機になっているのですが、かなり使えておすすめです。冬にこのBIKEのない生活にはもう戻れなそうです。是非お気に入りのFATBIKEを見つけて見て下さい。(全く業者ではありません)
完全にエスカレートして荷台を取り付け、そこに子供用のソリを設置。子供を乗せて移動しています。ご近所からは変な目で見られているのを知っています。
コメント