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寒冷地では冬でもアイスクリーム屋に行きます。
移住当初驚いたのは、札幌市内にアイスクリームを専業でやっている店舗が数多く存在する事です。
筆者は当時、夏場は良いが「真冬にこのアイスクリーム屋は閉めるのだろうか?さすがに冬はお客さん来なそうですよね?」という疑問を持っていました。
ずっと様子を見ていましたが雪の降る真冬でも閉めてる様子はありません。
それどころかお客さんがポツポツ入っているのです!!
これには驚きました!
こんな氷点下の寒い日にアイスを食べる神経がよく分からないなと。
同じく、冬でもBBQが開催されています。
これは持ち家でスペースのある方限定なのですが、真冬でも時折、自宅ガレージでストーブを炊き、BBQを楽しんでいます。
観光で来られる方はあまり分からないかもしれませんが、地元で持ち家戸建て持ちの方は冬でも時々楽しんでいます。
一度お呼ばれして参戦してみました。ストーブは焚いていますし、BBQ用の火種も燃えていますが、屋内とはいえBBQができるスペースがあるガレージ、納屋はとにかく広いため全く温まりません。
また、日中に雪中BBQを開催する猛者もいます。山の中で各々が暖を取る小屋やテントの近くに雪をかき分けスペースを作り、雪の中で火をおこしBBQを開催します。
もちろん参加者は完全防寒ですが、何時間も氷点下にさらされますと、足の先端から強烈に冷えて来ます。やっぱり寒いです、冬のBBQ。
なぜ冬でもアイスクリーム&BBQ?
当初は、夏が短いから、長い冬の間に少しでも夏っぽいことがやりたくてこういう行動になっているのかと外から見て思っていました。
しかし居住してみてその考え方が違うことに気がつきました。別に夏の行動がしたい訳ではでは無いのだと。
ではなぜこの様な行動になるか?
冬でも地元民は意外と寒く無い
これ、冬に慣れて寒さが感じづらくなっているのかと思っていましたが違います。
氷点下でも寒く無い理由としては
・部屋が基本的に寒冷地仕様でいつも暖かく快適
・服装が違う。ダウンアイテムや防寒インナーは常備。靴も関東圏とは違い、冬靴でインナー付きで足から冷えない。
(降雪時期になると「冬靴」に衣替えをする人が多いです。本当の地元の人は冬でもスニーカーを履いていますが、、)
・基本車移動で、外に出ることが少ない為、体が冷えていない。
・電車移動や乗り換えでも地下街を移動すると外気に晒されない為、冷えない
・マンションなどに居住しているとロードヒーティングなどで雪かきが不要です。なので雪を触る機会が無く、冷えない。
これらの理由から冬でもそんなにアクティブに外に出るタイプでなければ寒さを感じない生活が可能です。特に都市部は。
食べ物の要因もあり
北海道で有名なスープカレーやラーメンなどは寒さと相性が良く、特に冬場は体が温まる食事として重宝されます。
特にスープカレーは辛さも調整出来て、より発汗作用があり、体もポカポカに。
スープカレー後のアイス(特にソフトクリームは)口の中をさっぱりさせる意味合いでも好まれます。
結論
冬でも寒さを感じない生活が出来る現代の寒冷地都市部では夏と同じ生活の仕方が可能になって来ている。
(なので季節によって個人の楽しみや好きなこと、好きなものを変える発想が薄まった。)
科学の発展や都市開発の充実、衣料品の進歩により、都市部ではあまり冬でも寒さを感じず生活することが可能になっている表れだと思います。
先人たちの努力によりこの様な生活様式が可能になって来ています。
郊外や地方ではこのスタイルは成り立ちづらいと感じますが、都市部の人たちはこの恩恵を受けていつでも好きなことをし、好きなものを口に出来る環境になって来ていると感じました。
札幌に移住当初、「なんで冬なのに自販機のコーヒーはICEだらけなんだ?」と疑問を持っていましたが前述した通り、 「皆寒さをそんなに感じていないのでHOTの必要が無い」という事に気づきました。 なので業者がやる気がない訳では無く、これで良いのです。目からウロコでした。 筆者も移住1年目は冬にアイスコーヒーなんて寒くて飲む気がしなかったのですが、今ではすっかり真冬にアイスコーヒーを飲んでいます。
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