寒冷地の無人駅にも存在理由があった。

寒冷地生活スタイル

厚真町に出かけました。

先日サーフィンの大会が「厚真町/あつまちょう」で開かれるという情報を聞きつけ早速突撃しました。

厚真町や近くの街「苫小牧札/とまこまい」は古くからサーフィンやスケートボードなど横乗りスポーツが盛んな地域として地元では有名です。

アクセスも比較的しやすいという事もあって札幌近郊のサーファーはここ厚真町に集まり、当地はサーフィンのメッカになっています。

なるほど確かに波がいい。(波の事など何も知らない)

厚真町は札幌から車で1時間ちょっと。苫小牧の少し先というイメージです。
札幌近郊のサーファーのメッカ

ビーチなのにランプもある!

通りがかりに!

さて、大会も見て露店で食事も楽しんだので帰路につこうと思って車を走らせた所、なんだこりゃ!えらいもんを発見しました。こちら「JR浜厚真駅」です。

これが、、駅か!?以前見た廃線の駅舎より小さい。

まず、駅舎が車両

なんか、錆びてる?そう、駅舎が車両で金属製のため浜風で錆びてます。


顔描いてあるな。

当然無人駅で、なんか私物がある。

Vジャンプに偏った漫画本、そして謎の「駅ノート」、、おそらく駅を訪れた人が思い出を記載するものでしょうか?昔のペンションの部屋によくあった、あれです。ちょっと不気味だったのでいじれませんでしたが、、

そして1日往復17本走ってます。意外と走ってますね。。


なんなんだ?これは、、

一体誰が使うんだ?この駅

JR日高本線。言ってはなんですがかなりローカルです。

周りに何も無い。本当に何も無い。駅前は道のみ。一体誰が利用しているのでしょうか?この駅。学校もないし近くには海しかない。サーファーはボードの運搬もあるから車で海に行くし、、

※都内のサーファーは時々ボードを電車に乗せて海に向かっていますが。。

そんなことを考えていたら手がかりを発見しました。

近くにフェリー乗り場がある!これか?これのために存在している駅なのか!?

結論

JR北海道日高本線・浜厚真駅は実はフェリーにのる人が利用している。

浜厚真駅から苫小牧東港フェリーターミナルへは約1.5キロ、結構距離ありますが徒歩で20分ほどで行くことができます。

秋田、新潟、敦賀への便が出ていて、時間はかかるものの安くて豪華な設備のフェリーは北海道⇄本州旅行の渡航手段として愛用している人も多いようです。

ですが、新日本海フェリーのHPを調べていてもターミナルへのアクセス方法としてこのJRを利用した行き方が記載されていません。

フェリー側としてはこのアクセス方法、全然想定もお勧めもしていません。うーん、謎ですね?確かに歩くのには結構な距離。ましてや冬場ともなればその移動方法はかなりしんどいかも。

かなりのローカル、玄人向けの移動手段だという事ですね。


↓電車の記載が、、無いですが、、?

出典:新日本海フェリーHPより
フェリーって本州に住んでいると移動手段としてあまり馴染みが無くて、つい忘れがちです。

ですが北海道の様に本州と海で物理的に隔たりがある場所に住んでいると移動手段として結構みんな利用しているんですよね。

使い方によっては家族連れにも良さそうだし、著者も今度車ごと乗せて本州に渡るのに利用してみたいと考えています。
後日この件について友人から教えてもらったのは蝦夷をロシアの脅威から守るため、明治政府が国策として国鉄を海岸線に通し、「実効支配」を強める狙いがあったらしいという事でした。なるほど、それならこの路線の配置の仕方、よく分かるなぁ。

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