冬場のアウター黒ばっかり問題から抜け出す方法

冬ファッション

冬場のアウターは黒を選びがち

冬のアウターってどうしても黒を選びがちです。街を見ても真っ黒。自分のクローゼットも真っ黒。
どうしてこんなに街中が真っ黒になってしまうのでしょうか?

理由として考えられるのは

・単価が高いので失敗したく無いから黒を選ぶ。

・コーディネイトを考えた時、トップスやボトムスに何色が来ても合わせやすい。

・どんなデザインでも比較的落ち着いて見える。要するに無難。

まとめると失敗したく無いからという心理から皆真っ黒になると考えられます。そうですよね。誰でも失敗はしたくないものです。

私も職業柄、冬のアウターを企画する際は必ず黒を展開します。

筆者
筆者

理由は一番売れるからです。

黒ばかりのブランドもある

古くはヨウジヤマモト、コムデギャルソンなどが有名ですが、「黒の衝撃」と話題になり、
当時では黒尽くめの服装が「反骨、反体制」の象徴的な色だったり、

最近ではTEATORAというブランドが黒の商品ばかりをいろんなバリエーション作成したり。
※最新のコレクションは少し色ものも出してました。

カナダグースでは色んなカラーを制作していますが結局一番街で見かけるのは黒だったり。

真っ黒になりがちです。

要するに上記以外のブランド側も、冬のアウターで黒は売れが見込めるので在庫を持って商売がしやすい。

だから色物は少し見せつつ、在庫は持たずに黒を売ろう。という考えを持って計画しています。(商売なので当然ですね)

そもそも黒以外の色のアウター必要?

はっきり言って、黒のアウターだけあれば何も困りません。必要か不要かで言えば不要です。

ただ、黒系のボトムス、靴と合わせた時に全身が真っ黒になります。

寒冷地でただでさえ寒い冬場に、全身真っ黒だった時、少し暗い気分になりました

不思議な物で、着る物のカラーが明るくなると、心なしか気分も明るくなり、テンションも上がる気がします。

筆者
筆者

人によると思いますが、筆者は少し色のパワーを実感しています。

結論

クローゼットに冬の定番黒色アウターが1着あれば、その後に他の色のアウターを攻められる

心配から来ている「黒アウターばっかり問題」ですが、良い品、お気に入りの黒アウターが
(価格では無く、自分的に)1着あれば、その後は下記の様に攻めていけます。

アウターは無数に色が存在するわけでは無く、毎シーズン下記のコア色(BASIC)/準コア色(セミBASIC)/差し色(見映えの良い色)で構成されていることがほとんどです。

なのでコア色→準コア色→差し色(これは好みによります。無くても問題なし)で年を追ってでも揃えていけばあなたのお家のクローゼットが着回しのきくSHOPになります。

(形が古くなったらそのポジションのNEWアイテムと差し替える。同じポジションの別な色だと気分も変わってなおよし。)

暗い世の中を少しでも明るい気持ちで過ごして頂ければ嬉しいです。

昔、売れると思って真っ白の中綿アウターを作成しました。中綿が硬くて袖がぴーんとなって陳列されている様を友人が見て、「イカみてぇな商品作りやがって、、」と罵られました。
全く売れませんでした。

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