「風変わりな自動販売機」もデザインされている話

デザインとアート

全国的にたくさん存在しますが、、

よくテレビなどでも特集されている「風変わりな自動販売機」。有名なところでは

・ラーメン
・うどん
・おでん
・出汁などのつゆ


などの食品系から、変わったところだと

・昆虫食
・スイーツ系


などの存在も知られています。今日は筆者の住む札幌で見つけた、「風変わりな自動販売機」とそのデザインを検証します。

まずはケーキ缶

これはかなり話題になり、知ってる方も多いと思います。OKASHI GAKUさんのケーキ缶。

代表はショートケーキ缶でこの缶の中にケーキがぎっしり詰まってます。

ケーキ屋さんは閉店時間が早い。ケーキは崩れやすく、持ち運びしにくい。そんな「不」を取り除いたらケーキ缶が生まれました。

出典:OKASHI GAKU HPより


<自動販売機本体>
・シンプル美しい外観(このために開発された?普通のジュースの自販機とは違う。)

・店舗ロゴを活かしたデザイン

・わかりやすい配置


<商品>
・商品のパッケージもわざと「缶ジュース」風に、、


・一見すると缶ジュース、よく見たらケーキ(しかも断面)

完璧ですね。これはお客さん集まります。しかも中身がケーキ!!

この商品意外と高いんです。ショートケーキ缶:1個/¥900!?と普通のケーキに比べてかなり割高ですが見ているとやはりこの商品が可愛らしく、「映える」。。完全にデザインの勝利です。

この自動販売機の前にはいつも女性のお客さんが写真を撮ったり、購入したりしています。

もう完全に値段をデザインが超えている、、恐ろしい出来です。

そして、ドレッシング

生ドレッシングで有名なイタリアンレストラン「IL CHIANTI イルキャンティ」さん。こちらの店頭にも名物生ドレッシングをその場ですぐ買える自動販売機が出現しました。

キャンティのドレッシングは、普段あまりサラダを召し上がらない方からの人気も高く、このドレッシングを味わうためだけに遠方から来店されるリピーターの方も数多くおられます。

出典:CHIANTI HPより

<自動販売機本体>
・店のイタリアンイメージとカラーを合わせている

・自販機本体自体はおそらくジュースの自販機の流用

・同じ商品のサイズ違いでこんなに配置は必要なさそう(しかも大容量は販売していない)

<商品>
・空のドレッシングのパッケージがそのまま入っているだけ

アイディア自体は非常に良いと思うのですが、、デザインに少々やっつけ感があります。筆者も実際買ったことあるのですが「非常に美味しいドレッシング」ですばらしい商品です。

以前は店頭で持ち帰りのみの販売で「持ち帰りドレッシング」をすると日持ちがほとんどしない「生ドレッシング」が売りだったのですが、このドレッシングは改良して保存料とか入れる様にしたのでしょうか??在庫どうしているのでしょう? 

謎ですし、少し不安になります。その辺の買う側とのコミュニケーションももう少し必要そうですね。

さらにはキッシュとジンギスカンのタレまでもが!!

強烈なものも発見してしまいました。「キッシュ」と「ジンギスカンのたれ」です。北海道冷凍素材専門店のPARK DELIさんの店頭に強烈な自動販売機が!!

PARK DELI(パーク・デリ)では、北海道の食材を使用した美味しいグルメを製造・販売しております。

当店の看板商品であるキッシュをはじめ、パスタソースやグラタンなど、種類豊富にご用意しております。

出典:park-deli HPより

<自動販売機本体>
・オリジナルの塗装済み

・自販機本体自体は完全にジュースの自販機の流用。なんなら隙間でジュースも販売

・売りたいものを売るスタイル。よく見ると塩も売ってました。

<商品>
ワンカップ形状のプラスチックケースに冷蔵キッシュが封入。

デザインに対するコメントは特に無く、、笑 「売りたいものを並べる」という意志を感じました。

番外編 ひょっとこのお面

札幌では無いですが、羽田空港には「地方名産品のおみやげ自動販売機」が存在します。

我がふるさと福島県の自動販売機の中に、発見しました。「ひょっとこ」のお面です。

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こんなもん誰が買うのか?いや、少し欲しい、、

これ自分も持ってるやつと同じリアルな張子のお面です。やるな、、

ちなみにこの自販機のベースはパンとか、お菓子用のやつですね。

結論

これからもデザイン性の高い様々な品種の自動販売機が増えそうだ。

海外に行くとほぼ見る機会の無い「自動販売機」その理由は

・常に無人のため、夜間に荒らされたり、破壊されるから。の1点につきます。

日本でこのビジネスが成り立つのは


・治安が良い。

・無人販売に慣れている文化風土がある。(野菜や果物など)

・利便性を追求する国民性

・少子化による労働人材確保がむずかしくなっている

など、文化、風習、特性がマッチしているからです。この自動販売機の文化は日本で独自の進化を遂げていますが、先人のヒットにより「ハイセンス自動販売機」今後もますます増えそうですね。

最近流行している無人の餃子販売所や肉の販売所も自動販売機の新しい形ですね。無人ビジネスはどんどん加速して行ってます。

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