苫小牧に「みそカレーラーメン」を広めるためのデザインがあった。

デザインとアート

苫小牧ソウルフード

先輩より、「苫小牧でラーメンといえば、みそカレーラーメンだな。うん。ガキの頃から食ってるソウルフード!」との情報いただきました。

室蘭のカレーラーメンは聞いたことあるのですが、苫小牧はバーベキュー屋さん、ホッキカレーの他にもそんなご当地フードがあるとは、、

侮れませんね苫小牧、、今日も突撃です。

※苫小牧にあるバーベキュー屋さんの記事はこちら
北海道には「バーベキュー屋さん」がある。

ちなみに苫小牧とはどこ?

札幌から車で約1時間。ご近所の街、苫小牧市はフェリーターミナルや、海外からの船便の北海道の玄関口としても有名です。

(先日、新千歳空港から直接行ったら30分くらいでした。空港へのアクセスいいな〜)

苫小牧という街の名前を聞いて、ちょっと遠いかな?とお思いではありませんか?交通要所からのアクセスがとてもよく、公共交通機関にも恵まれているので、とても近いのですよ!!

出典:苫小牧観光協会公式HPより

その名も、、

「ラミタ/羅弥陀」さん。なんだ?なんでこんな名前なんだ?全然読めないし。漢字が暴走族風だし、、

なんだろう?この外観のデザイン??

羅阿麺館/ラーメンカンの2号店なんですね?

なんだ?この内装デザイン?

入って驚き!

・洞窟風の内装
・天井も高い
・壁はコンクリートにタイル張りで幾何学紋様
・窓にはステンドグラス
・うっそうと薄暗い。

そのなかで店員の方の威勢のいい掛け声がやたらと響く、、この体感、どっかで経験があるような、、、!

あ〜海外にある教会とよく似ている!

出典:羅阿麺館・ラミタHPより

なぜ?ラーメン屋なのにこんな店なのか?

モザイクタイルにしても、店舗の作りにしてもかなり手間と時間がかかっている造形物です。

こんな既製品無いだろうから当然オリジナルで造作してますよね?もう、なんかスペーシーだし。
この辺のタイルだって当然手貼りですよね、、

お布施は着席の前に払う

入店すると入場料よろしく的に、この店のサイズでは珍しく「席に座る前にメニュー決め&支払いを済ませます。」おぉ、、まるで「お布施」の様です。

なんか店の思想を強く感じますね、、、


当然、みそカレーらーめんをオーダーです。

メニューはみそカレーラーメン以外はまあ、ロードサイドのラーメン屋って感じですが、、

いざ、実食!

生まれて初めて食べます。「みそカレーらーめん」。いざ実食!

!!おっ、、う、、うまい。なんか濃厚なカレーうどんみたいなスープにちぢれ麺が合う!
新しい発見。

最後まで飽きずに食べれますし、カレーを食べたみたいな充実感もある。これ、、アリアリですね〜

カレーラーメンが全国的に定番になりずらいのは一説によると

「カレー(スープカレー)orラーメンをそのまま食った美味さをカレーラーメンが越えられないから」と聞いたことありますが、ラミタの「みそカレーらーめん」はちょっと別物。これはこれですごく良い。

結論

新しい商売を地元に根付かせるのは宗教の布教活動と似ている。

北海道におけるみそカレーラーメンは、ほぼ、「苫小牧・室蘭地区」に限定されお互いそれぞれのお店で“元祖”と競い合う面白い商品です。

とまこまいカレーラーメンは、1965年(昭和40年)に苫小牧市内のラーメン店、味の大王で開発されたのが始まりと言われています。

ラミタのルーツ羅阿麺館(1号店)のみそラーメンは昭和30年〜40年代にかけ、札幌ラーメン横丁の一番店としてスタートした“満龍”に由来していました。

発祥はここからは、どこから?この土地からってことかな、、w

当時お店を札幌から苫小牧に移動し、馴染みのない新しいラーメンをこの土地で、より多くの人に食べてもらうために様々な取り組みをした事が想像できます。

その布教(マーケティング)の役割を担ったのが教会みたいなこの建物だし、畏怖を感じるこのデザインなんだな〜と実感しました。

ちょっとカリフォルニアクレイジーも入ってるし。うーん面白美味い!

先輩が子供の頃(40年位前、、w)は中学校の前でラミタのスタッフの人がラーメンの割引券を登下校中に配っていたらしいです。

そのおかげで「苫小牧の今の大人の人たちはほとんど食したことがあるはず、、」とお聞きしました。昭和的なエピソードですが、商売の原点を感じますね。

そういや昔って宗教の布教活動でよく学校帰りに声かけられたり、家に訪問に来たりしてましたよね。令和じゃ考えられないけど、、

そんな事を考えていたら昔、西新宿でオウム真理教に勧誘されたのを思い出しました。w

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