北海道の「へそ」で行われる北海へそ祭りをご存知でしょうか?
札幌から車で2時間半。夏場は飛ばせば2時間(実績あり)北海道のど真ん中=富良野市:人体で例えるなら「へそ」
そんな由来で毎年、北海道富良野市で開催されている「北海へそ祭り」
札幌が地元の人でも「行った事ない」と答える事の多い、へそ祭り。
夏場の7月28,29日に毎年開催されています。調べた所この日付にもこだわりが。※2022年は平日の木曜日、金曜日の開催でした。
1年の真ん中の日は7月2日なので、そこはへそ(中心)とは関係無さそうで良く分からないのですが、、??
とにかくクセが強めです。
北海へそ祭りには数々の「こだわり」がある。開催日もそのひとつ。
出典:へそまつり公式HPより
〜中略〜
祭りの大抵の開催日は土曜、日曜開催という具合に流動的なのだ。へそ祭りも当初は8月15日開催であったが、第3回以降は7月28日・29日と決めている。
それは「中心標」「へそ」「踊り」という、この祭りの文化的特性、風土的な特性、そして、れっきとした へそ神社(北真神社)の例大祭としての自負と誇りにほかならない。
今回潜入してみて実際に感じた、へそ祭りの「奇祭」を感じられる現存しているポイントをまとめてみました。
・北の国からフリークの方から
・倉本聰先生の世界観が好きな方
・富良野に訪れる予定のある方まで
富良野を訪問の際の参考になれば幸いです。
北の国からで一躍メジャーに
ヒューマンドラマの金字塔「北の国から」をご覧になった事ある方はよくご存知だとは思いますが、ドラマの夏のシーンではあちこちに「へそ祭り」のシーンが映し出されています。
このドラマで富良野の存在と共にへそ祭りも全国で一躍有名なお祭りの1つになりました。
(昨今の若い方は「全然知らない」という人も多いですが)
筆者も「北の国から」でへそ祭りの存在を知り、行ってみたいと思っていました。
出典:BSFUJI 北の国から公式HPより
へそというか腹踊り
「へそ祭り」の名前の通りへそを出すのですが、お腹に人の顔を書いて踊ります。※要するに腹踊りです。
昭和の宴会芸で良くありましたが、どっちが先なのかは良くわかりません。
正式には「正調図腹踊り/せいちょうずばらおどり」と言います。
そしてこの絵の描いた腹は「図腹/ずばら」と呼びます。へそ祭り以外では全く使わない日本語ですね。。
お腹に顔を書いて準備する様子。ちなみにこの方は乳首が目の中心です。
詰所的な所が街のあちこちにある。
図腹にも色々ある。
なんか適当に描いているのかと思ったら違います。
大きなお腹や、痩せてる人で表情を変えたり、新しいタッチの図腹があったり、、図案も歴史と共に文化的な昇華しているんですね。おもしろい!
生バンド&生歌で踊りまくる
メインステージ前でスタートを待っていると驚きです!
踊りの伴奏が生バンド(富良野自衛隊の音楽隊の方々)と歌い手が10名くらい出てきてライブを始めました。
伴奏も歌も生ライブでやるのが伝統の様です。これは良いですね。
祭囃子が聞こえて録音を流してるだけというパターンもよくありますが圧倒的に迫力とグルーヴが違います。
これで1時間踊り続けると!?見ている方は良いですが演者の方かなり大変だ〜
腹が出ている方がおもしろい。
様々な腹、いや、「図腹」をずっと見ているとあることに気づきました。
腹が出ている男の人がイケている!
腹がデカければデカいほど、前に飛び出していればいる程、腹だけが別の生き物の様に生き生きと躍動しています。
見ていて面白い!メタボの成人男性が活躍できるお祭りになってますね。
先頭の男性イケてます。
女性の場合はTシャツ着用+お腹に詰め物
結論
北海へそ祭りは独自の文化を継承し今も生き続けている。
北海道のへその町、富良野では独自の文化をもった北海へそ祭りがあり、今も脈々と受け継がれていました。
※2020、21年は新型コロナウィルスの関係で開催出来ず、2022年は久しぶりの開催という事でまだ本来のへそ祭りではなく、小さめの開催でした。
それでも普段人のあまりいない富良野駅前に
みんな、どっから来たの?
という位に人が集まり、道端でみんな呑んでいる。
町にとっては欠かす事のできない行事でした。次回は是非参戦してみたい!
富良野へ行ったら夜は「へそ歓楽街」がおすすめです。こ、これが歓楽街か?!と度肝を抜かれるほどこじんまりしていますが、美味しいお店やカラオケスナック、北の国から縁のお店あり。 非常に面白いスポットです。
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