街でよく見る「ふらの」のロゴデザインを深掘りする。

デザインとアート
北海道の色んな街でよく見るこのロゴ。

特にご当地、富良野市で見かけることが多いのですが、、これ、

・一体誰が書いた?

・どんな理由でみなさん使用しているの??

・どこが管理しているの?

街中に溢れる「ふらの」

これ、世界一うまいプリン

調べてもよく分からないので富良野市役所に問い合わせる。

色々調べても窓口がサッパリ分かりません。こうなったら富良野市役所に直接問い合わせです。

「あのー富良野のロゴについて聞きたいのですが、、?」

「そのロゴって”ふらの”の字がひらがなのロゴですか?」

「はい、なんかぐにゃぐにゃのやつです。」

「でしたらふらのワインの管轄なので富良野市ぶどう果樹研究所に連絡してください。」

!?この”ふらの”ロゴはふらのワインのロゴが元々で、抜き出して使用している!

こちらがふらのワインのロゴ本当だ!!

富良野市ぶどう果樹研究所にも問い合わせる。

早速ぶどう果樹研究所にも問い合わせてみた所、当然ですがロゴを使用するの無償で使用できますが、利用規約がある様です。

1.富良野市民及び富良野市内の企業が、富良野市をPRするために使用する場合。


2.富良野市出身者が、他の地域で富良野市をPRする場合。

3.製品化した商品が、富良野産の原材料を使用した場合。

4.その他の使用については、協議によるものとする。

出典:富良野市ぶどう果樹研究所

まずい!このブログ自体が1〜3に該当していない、、記事がお蔵入りする可能性が出てきました。。

そもそもこのブログでロゴを掲載しても良いのか?だんだん怪しくなってきましたので企画書を提出し、協議してもらいます。

※無事、認可がおりまして掲載可能となりました。

富良野市ぶどう果樹研究所に使用許可を取ってこのロゴを使用しております。引用ではございません!

はい、思い切りどーん!

結論

”ふらの”のロゴマークが溢れるのは、ふらのワインの伝統とブランドイメージに乗った、ふらの関連企業のイメージ戦略だった。

1972年創業の富良野市ぶどう果樹研究所。ふらのワインは富良野市の一大産業にまで発展しました。

その先駆者のイメージにあやかろう、「ふらの」の良いブランドイメージが少しでも商品や商(あきない)に影響してくれたら、、

そんな思いからこの”ふらの”ロゴを利用したいという人たちが数多くいる事が分かりました。

このロゴ自体の作者が誰なのか?ぶどう果樹研究所にもお聞きして調べて頂きました。ご協力ありがとうございました。

・1976年にラベル選定委員会で10数点の候補の中から選ばれた。

・横文字のワインラベルが増えていく中であえて日本独特の毛筆書きを採用しています。

てっきり富良野といえば「倉本聰」先生直筆かと思っていましたが、北の国からのテレビドラマの放映が1981年10月からなので、それより古い。氏が活躍される以前に選定されていました。

元々はワインのロゴデザインでしかないロゴが産業の発展と共に、ここまで一人歩き。色んなところで見かけます。

文字デザインだけここまで一人歩きするってデザイナー冥利に尽きますね。

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