よく見かける「ホンコンやきそば」
北海道のスーパーではよく見かける
「ホンコンやきそば」。
関東では見かけたことないのですが、レトロなパッケージデザインと興味をソソるキャラクター、、そしてネーミング! 古くから北海道にあるものなのでしょうか?
見れば見るほどこのデザイン、、完全に筆者のツボですね。中華コック長が可愛らしい、、!
かわいいパッケージだな〜
でもこれもまた、香港全然関係ないのに「ホンコンやきそば」しかもそれが北海道で根付いているケースじゃないんですか!?調べてみます。
参照↓悲しみの真実。
札幌ラーメン「どさん子」は札幌に存在していない。
・ホンコンやきそばに興味のある方
・インスタント焼きそば好きの方から
・北海道民がえらい焼きそば食べるのをご存知の方まで
疑問が解消されれば幸いです。
生い立ちがあっさり判明
Wikiに詳しすぎる解説が、、、
1964年発売の商品で、発売当初は全国区で販売されていたが売れ行きと製造能力の関係で販路の規模縮小を図り、
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
営業的な事情で要望・需要の高い 北海道の他、宮城県、大分県の一部の地域で販売されており、現在もその状態が続いている。
ただし、これらの販売地域では現在に至るまで根強い人気がある。
S&Bでも裏付けをとってみます。確かにこれら3つの地域でしか販売されていない様です。
宮城県、大分県の一部、および北海道で発売されています。
出典:S&B公式HPより
メーカーサイドからすると、全国展開が縮小して生き残ったうちの1つが北海道ということですね。
それが現在まで(発売開始から60年以上経って)根付いていて、ローカル化している理由でした。
でもなんでホンコン?
まだ疑問が残ってます。なぜホンコンなのでしょうか?中華でも広東でも北京でも上海でも四川でもなく、香港?
はい、これが香港!
裏書きにはこんな一文が、、
香港には広東料理に代表されるおいしい中華料理があることから、焼きそばもおいしい、という連想からネーミングされた。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ま、それはそうなんですが、、広東やきそばじゃなく、香港(ホンコン)という特定の都市にした本質はどこなのでしょう?
【この名付けにはおそらく1964年当時の日本の世相が反映されているのではないか?】
出典:JAL公式HP
1960年代には香港-東京-アメリカを結ぶ航空便などが拡充され、多くの日本人が香港という街をグッと身近に感じ始めた年代で
異国情緒を持った近くて遠い国、一度は行ってみたい国として見ていた事が想像できます。
その辺の日本人の感情、情緒を取り込んだデザインなのではないか??だから今でも世代を超えてグッとくるのではないか?
(あくまでも勝手な推測です)
とにかく食べてみよう。
様々な考察をしてみましたが、食べてみないと分かりません。実食します!
フライパンでお湯を沸騰させ煮るだけ。この手法って昔から思ってたけど、やきそばなのか?w
付属の粉をかけて完成。麺だけですね、、
ちょっとあんまりなので具もアレンジして乗せました。完成!
そしていざ実食。。。うん、なるほど、少しスパイシーで辛いのがホンコンらしさか?。
「コシのある麺」は1960年代だとこれがコシがあったのかな?説明通りに煮ましたが、全然ふにゃふにゃです。
筆者的には「昔お母さんが作ってくれた」とか「おやつがわりに出てきた」とか皆無でしたので
懐かし美味い!
という感情が全くなく、初めて頂きましたが「おやつがわり」とか、「飲み屋でのおつまみ」とかなら簡単に作れてすごく重宝するのかな?という感想でした。
結論
「ホンコンやきそば」は60年以上も宮城県民、大分県民、北海道民に愛され続けていた。
北海道には60年以上根付いていますが、北海道だけのものではありませんでした。宮城県民や大分県民の皆様もきっと同じように「地元のローカルフード」と信じている人たくさんいると思います。
北海道のみなさん〜違いますよ〜!
とはいえ、北海道民とやきそばのつながりは他にもあります。
・あんかけ焼きそばを食べる頻度が多い
・こちらもローカルフードなのか?まだ未調査の「やきそば弁当」(通称やき弁)
なにかと焼きそばが出てきます。BBQたくさんやるから相性が良かったのかな〜!?もう少し調査が必要ですね。
「ホンコンやきそば」はあらかじめ揚げ麺の表面にソースの味がつけられているため、昔のベビースターラーメンの様に、 「麺をそのまま食べれる」 ことが特徴なのですが、現代で麺をそのまま食べる人なんか今いないか、、? 昭和はいたんです。お湯を入れないでそのまま麺をお菓子みたいにカジっている奴が、、笑
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