函館の名店
北海道の南の玄関口、函館の街で知らない人はモグリと言っても過言ではない、、
1987年創業のハンバーガーチェーン店
「ラッキーピエロ」
通称:ラッピ。函館のソウルフード、B級グルメの金字塔として函館市内に多店舗展開する名店です。

看板メニューはボリュームタップリ、チャイニーズチキンバーガー!
トレードマークはこれ!
出典:ラッキーピエロHPより
看板メニュー
函館中に17店舗があります。
その店舗を訪れたところ、衝撃の事実が、、「すでにハンバーガー屋の領域を超えている、、」
テント風?

ハンバーガー屋の領域を超えているのは「店がサーカスだから」という理由がありました。
北海道ご当地の面白フードを食べ歩く筆者がその理由を考察する今回、
・ラッキーピエロに興味のある方
・函館によく行かれる方から
・旅行の際はご当地フードに目がない方まで
函館観光の足しに、ご当地もの開発などの参考になれば幸いです。
並びがエグい
入店してまず驚き、、レジ待ちの行列が出来ています。ハンバーガー屋さんでこんな行列が出来るなんて、、
大学の校内のマク○ナルド級の並びです。ディズ○ーランド級とも言えます。

行列がすごいんですけど、、!?
店内がサーカス
そして店の作りがすごい。そのコンセプトは正に、、
「エンターテイメント空間」
店名のラッキーピエロにちなんだか、ちなんでないのか、微妙なものもありますが、
このゴチャゴチャ感がサーカス風を感じさせる要因になっています。

なぜにこんな華美な装飾が、、!?
でっかいクマのぬいぐるみ+メリーゴーランド風
なぜ、アールデコをチョイスしたのかは謎です。
店を入ると真っ先に目に入る巨大なイス。座ると財運に恵まれてお金持ちなるとか、、
出典:ラッキーピエロHPより
外のガーデンには本物のメリーゴーランドがありますし、、
店ごとにコンセプトが違うのもラッキーピエロの特徴です。他の店舗では
・オールドアメリカンテイストの店舗
・ハンバーガーの歴史をテーマにした店舗
・「ローマの休日」をテーマにした店舗
など、各店舗で違う楽しみ方が出来ます。
ケーキ売ってる
ファーストフード店=「ハンバーガ屋さん」でケーキが売ってるの初めて見ました。
確かにケーキがあると、カフェ的な需要にも対応できます。

なぜにケーキが、、!?
日持ちのしないケーキを置くとは、完全にファーストフード店から逸脱している、、、
おみやげがディズ○ー級?
そしておみやげコーナーが強烈です。むちゃくちゃなバリエーション、、食品だけで無く、ノベルティグッズやアパレル、前掛けやメモ帳まで売ってます。

もう、函館みやげはここで買ったら良いですね。
函館おみやげコーナーが充実。
ハンバーガー屋なのに「いかめし」はあるし、、
ハンバーガー屋なのに「松前漬け」まであるし、、
ハンバーガー屋なのに「靴下」まであるし、、
ハンバーガーと全く関係のない商品も大量にあります。
土産やなのか?と思うぐらい大量にあります。そしてそれらが安い!非常に買いやすい値段です。
アパレルも安い!まさにおみやげ価格!
結論
普通のハンバーガー店では無いのは、店が「サーカス」だからだった。
お客さんがまるでサーカスに来た様に錯覚するエンターテイメント性がラッキーピエロにはありました。
・ごちゃごちゃ感で驚きがある
・非日常感
・見て面白い、食べて美味しい
・函館おみやげを親しい人に買って帰れる
・函館にしか無い。
特に「函館にしかない、ここでしか食べれない」が強烈なビジネスモデルで、これによりお土産の価値、店舗としての価値が爆上がりしています。

どこにでも出店しない販売戦略。近くの都市部、札幌にすらない。
一見するとバラバラで、好きな事やってるだけに見えるラッキーピエロは実は練り上げられた
「思想、地元への愛、お客さんを楽しませようとする気持ち」
がありました。うーん、、今日も面白美味いなぁ。

商品や店へのこだわりは「お客さまに幸運をつかんで帰っていただきたい」というオーナーの気持ちから来ていました。それを知るとラッキーだらけの店舗からも、その気持ちが伝わってきます。愛あるなぁ。


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