寒冷地 冬の引っ越しは避けるべき理由

寒冷地生活スタイル

ご想像通り、雪のせいです。

寒冷地の1月から3月は1年でもっとも降雪量の多い時期です。本来ですと2月くらいから年度明けの4月に向けて転勤、新入学に向けて動き出すのが通常ですが、寒冷地では全く引っ越しに向いてません。

道が狭くなっていて引っ越しのトラックが通行困難

降雪量が多いと道が極端に狭くなります。片側1車線くらいまで狭くなると大型トラックと乗用車がすれ違うのは非常に難しくなります。

また、路地に面した住居にお住まいの方は住居の前にトラックが付けられず、荷物の輸送が困難を極めます。

雪壁ギリギリです。

目的地に着かない

日中でも車線の減少により慢性的に渋滞。運び出せても目的地に着くまで通常より時間がかかることは明らかです。

路面凍結の為、事故も多発します。著者の住む北海道より遠距離移動ですと貨物列車か飛行機、船舶に荷物を積み換える事になりますが、大雪の日にぶつかると全て止まります。

荷物だけではなく、人の移動も困難になります。
※この記事を書いている2022年2月には大雪でJRが3日間全く動いてません。

荷物が濡れる

頻繁に雪の降るこの時期は荷積の際に雪が降ることもあります。

引っ越し業者さんも気を使って運搬してくれるとは思いますが、段ボールなどに雪が付着し、濡れて材質が弱って輸送の際に内容物が飛び出る事もあります。

本などの紙物や、レコードなど濡れて困る物が多い場合は細心の注意が必要です。

荷積み、荷下ろしの際に滑って危険

引っ越し業者さんも人間なので雪道で滑ります。

居住している家の構造によっては台車などは雪で使い物にならず、ハンドキャリーのみで積み込む事になると冷蔵庫やTV、洗濯機など重量のある大型家電を滑って落とし、破損させる危険性があります。

そもそも通れないので雪かきからスタートです。

家の立地によっては大渋滞を引き起こす

道路に面した家で、主な駐車場がない場合は通常、歩道にトラックを乗り上げて荷積の作業が出来ますが、雪があるため車道にトラックを停車せざるをえなくなります。

歩道がこんなだとトラックを乗り上げられません。

交通量が比較的多い道路に面しているとただでさえ道が狭くなっている上にトラックが車線を潰すので必ず渋滞が発生します。3月くらいに比較的よく見る光景ではありますが。

引っ越しのトラックが路地の入り口でスタックし、車線を塞いでいます。

結論

寒冷地の引っ越しは1月〜3月を避けるのが吉

そんなこと言われてもなぁ〜会社や学校の都合もあるしなぁ、、

通常の学生&社会人の生活している方だと難しいですよね。世間は4月から新生活だって言っているのに3月に引っ越せないのは時間的にも金銭面でも現実的では無いですよね。

欧米を見習って9月入学などの選択肢がもっと増えると良いのですがいつになるかも分かりません。

この辺を解決する現実的な所としては

冬場の引っ越しは荷物を極限までコンパクトにし、高速で引っ越しを完了させるが落とし所かと思います。

筆者が東京から札幌まで引っ越したのは12月でした。引越しのサカイの格安ファミリーパックで30万位?だったと記憶しています。

都内からトラック→貨物列車で輸送し、発送から5日後に札幌着というまあまあの距離を移動して家財が到着。

筆者自身は荷物とは別に、愛用のロードレーサーを担いで電車から飛行機に乗り、移動して来ました。

札幌に到着早々大雪が降っていて持って来た自転車も乗れず、車も無いためどこにも出れず、右も左も分からず街中が大雪で遭難しそうになったのも良い思い出です。

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