オリジナルで木彫りを作る方法

デザインとアート

オリジナルの木彫りが作りたい!

筆者の住む北海道では木彫りが盛んです。「木彫りの熊」が1番のメジャー級。

↓下記参照
新しいスタイルの木彫りの熊5選
お土産にとどまらない木彫りの熊5選

それ以外にもアイヌの方達の「動物」や「妖精系」

↓下記参照
木彫りを突き詰めると原始的なものになる話

または網走の「ニポポ」や「北方民族系木彫り」

↓下記参照
ニポポだけでは無い、網走の民藝

網走のニポポ

様々な木彫りが乱立する北海道は、まさに木彫り王国。完全に触発されて自分のブランドで「オリジナル木彫り」を開発すべく、動き出しました。

民藝でも無ければ、熊でも無い。

どんな木彫りが良いのか、、伝統や格式、トレンドの熊に手をつけるか?いやいや、敷居が高い。

試行錯誤して自分で描いたり彫ったりしていましたが全くピンと来ない。。そんな時、見つけてしまいました。完全にこれです。これがウチっぽい。

伝統を大事にしつつ、革新的。そして卑猥。紹介します。「フィグサイン君です。

どーん!

これ自体はおそらく1960〜70年代位にアメリカンジョークで作られた「お土産」の1つで当時のアメリカという国の余裕を感じる逸品です。現代でこんなどうでも良いもの誰も作らない。

寒冷地を楽しくする新・札幌土産はこれだ!

完全に勘違いで動き出します。

刑務所で作れないのか?

以前刑務所の「刑務作業」を調べた際に確か、釧路刑務所では木彫りの発注が受けれる

↓下記参照
刑務所で商品を作る方法

と聞いた覚えがありました。早速釧路刑務所に問い合わせると「検討するのでサンプルを送ってくれ」との事。これは期待出来ます。

しかし法務局の釧路刑務所の写真もう少しどうにかならないのか?画像、、荒すぎます。

出典:法務局



サンプルを送付後に担当の方より連絡が来ました。

先方「あのーこのサンプルのサインって、、あ、あれですよね??」

筆者「あ、あれじゃ無いんです、”フィグサイン”と言ってブラジルでは”幸運への願望”を意味してて(事実です)、まったく卑猥な意味はないんですよ!」

先方「申し訳ないんですが、日本の国の機関なので刑務作業でこういう怪しい意味のある物とかは
作成出来ないんですよ。囚人たちにも刺激を与えますし。。」


筆者「で、、ですよねー。」

はい、終了。

アイヌの彫刻作家に彫ってもらうのはどうか?

刑務所がダメなら、民間しかない!民間でこの様な怪しげな木彫りをやってくれそうな所、、!!

こないだ見たこれ↓を作った二風谷の工房ならこのセンスが理解出来るのではないかっ!?

アイヌの人々がなんでもかんでも木で創る理由

ハイセンス民藝


筆者:サンプルを見せて「あ、あのー、、こんなオリジナルの商品って作れますか??」

と恐る恐る聞いてみると、、

北の工房つとむさん

ご主人「いやーいま1人で彫ってて普通のオーダーも3年待ちだし、こんな細かいものまで
全然手が回らないわぁ〜」

で、、ですよね、、1人でやってたら出来る個数は限りがある為、出来るだけ個々の単価上げたいでしょうから、こんな金にならなそうな仕事している場合じゃ無いですよね。よく分かります。

はい、終了。

結論

今のところオリジナルの木彫りは全く作れる気がしない。

北海道内の思いつく所、ほうぼう当たりましたが全く作れる気がしません。

理由としては、、

・コンプライアンスの問題。

・単価が全然合わない問題。

・大体の工房は職人さんが1人でやっているので量産まで出来ない問題。

この3つの問題を抱えたまさに「問題作」。木彫り王国北海道で出来ないとなると、、東北こけし系工房に流れるしか無いか??引き続き可能性を探っていきます。

ブランドコンセプト:「寒冷地を楽しくする」を木彫りに落とし込む=”フィグサイン”になるのは、お得意の端に端に突っ込んでっている気もします。

そんな生き方しか出来なくてすいません。

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