札幌の”ぴーぷる・ぴーぷ”が異次元空間だった理由<後編>

デザインとアート

札幌の歓楽街・ススキノ

※こちらの記事は後編になります。前編はこちら↓
札幌の”ぴーぷる・ぴーぷ”が異次元空間だった理由<前編>

筆者の友人のオススメで「面白いパフェの店」があるとの事。

そこは北海道を代表する歓楽街。札幌市・薄野エリア(ススキノ)

そのススキノの端にひっそりと存在感を示す、、

「ぴーぷる・ぴーぷ」がありました。

営業時間PM 19:00〜深夜24:00位まで(5時間営業)

営業日 水・木・金・土のみ

後編の今回は実際に店内に突入。実際にオーダーしてみると、、

筆者
筆者

こんな体験した事ない、、店全体の次元が歪んでいました。

札幌市在住で北海道内の様々な「なんか引っかかる」飲食店に突撃を繰り返す筆者が、「ぴーぷる・ぴーぷ」のヤバさを体感する後編は、、

・キタナシュラン店をお探しの方

・高次元の世界にお住まいの方

・異次元を体感したい方まで

初めて訪問する際の参考に、はたまた札幌観光の思い出づくりのお手伝いが出来ましたら幸いです。

※ちなみに後編は店内撮影不可のため、残念ながら内部の画像少なめです。

19:00 入店 集団検温

入店前の注意書きにも記載!まずは入店したお客さん全員が入り口付近に(仮)着席します。

そして全員で一斉に行う、「集団検温大会」が始まりました。

筆者
筆者

な、、なんじゃこりゃ、、?

店外に検温のルールが、、

ぴーぷる・ぴーぷに入店するにはこの儀式をパスしないと入れません。

【基本ルール】

①37℃以上あったら退店!

②咳が出ている、もしくは途中で出はじめてきたら退店!

③体温計を見ながら検温したら退店!

④35℃以下は再検温。2回とも35℃以下だと退店!

全員に体温計が配られます。時間のかかるタイプです。

店主
店主

途中で体温計見たらダメだからね〜!よーいスタート!

筆者
筆者

な、、なんなんだ?そのルールw

突風をブチ当てられる

少しでも入店確率を上げるために、業務用扇風機をブンブン回し、気温&体温を下げるという施策が行われています。

その風をお客さんの方向に目掛けて容赦無くブチ当てて来ます!

筆者
筆者

しょ、、正気か?w

真冬の札幌。外は零下ですよ!w この時点で入り口は感染症対策で開けっぱなしだし、、

店主
店主

少しでも体温下げてあげる!

筆者
筆者

いや、いま真冬なんですけど、、これからパフェ食べるってのに、、さ、寒いw

この風で風邪ひくわ。逆に。

〜〜ピイピィプ〜〜🎶

変な音楽が流れ、お客さん全員での検温大会が終了しました。なんだったんだ一体、、

19:35 オーダーを取る

無事入店から35分、、やっとオーダーを取ってもらえます。

シールが貼ってあるところは売り切れ。コーヒー系もありますね。
トランス脂肪酸は不使用など素材へのこだわりが見えます、、

ちなみにパフェは値段でサイズが分かれています。

¥650〜:レギュラーサイズ(中ジョッキくらい)

¥1,600〜:ビッグサイズ(大ジョッキくらい)

なんとか、季節のイチゴパフェをオーダーし終えると、、、

店主
店主

あれ、外出するかいっ!?

友人
友人

うん、ちょっと出てくる〜!

パフェをオーダーしたばかりなのにどこへ外出するのか?ここで店主から驚きの一言が、、

店主
店主

21:00くらいには戻って来てねぇ〜

筆者
筆者

・・・はい〜(21:00!? パフェ作るのに、そんな時間かかるん?)

1日2回転。1回転目中は、店閉店。なにせこだわりの店主、ワンオペですので、、

21:35 再度入店

友人に連絡があり、21:00の予定→「21:30位になるかな〜」と連絡が。まだ、押すか〜

筆者
筆者

21:35分に戻りましたが、当然出てくる気配なし。

22:05 まだ店内に、ひとつも出てない

まだか、、この時点でオーダーから2.5h、、流石に店内が「まだ?」って雰囲気になって来ました。

22:16 ひとつ目のメニュー到着

やっと!店内最初のオーダーの人たちから出始めました。

22:30 すべてのオーダーが到着

ついにオーダーのイチゴパフェ(¥1,600)が到着。

タバコと比べると大きさが良く分かります。

23:00 完食

出てくるまで3hかかる程の事はある、納得の旨さ。

・いちごパフェは3種の品種のいちごをMIXするこだわり。

・パフェというより、ベースはアイス。自家製アイス+生クリーム+季節の果物という構成。

・スポンジケーキも自家製。

・大きさに見合わずアイスベースで「軽い」ので女性で、これを2つ食べる人も散見されました。

筆者
筆者

確かに美味いっ!

結論

ぴーぷる・ぴーぷで1番の異次元体験は、オーダーしてからの待ち時間。

完全に時空が歪んでいます。19:30にオーダーして出てきたのが22:30。その間、、3時間!!

(もし、整理券取得からスタートしたら6時間がかり!?マジ?)

オーダーから3時間かかる外食をしたのは初めてです。一体3時間も店主は何しているのでしょうか?

流石の常連の友人もそこは企業秘密で知らないようです、、

友人
友人

なんせ厨房はのぞいたらイケナイことになってるからねぇ〜

筆者
筆者

、、もしかして、アイス凍らせるところからやってる?w

「ぴーぷる・ぴーぷ」の強みは長年の営業で育てた「強烈な信者がいる」ことです。

・全国各地から、果物の旬のシーズンになると道外から飛行機でやってくる

・待つ事自体がイベント化、詣(もうで)化しているのでクレームなど出ない。

・週に何回も来る盲信者がいる。

・食べるまで苦労するので2個食いする人も多く客単価が高い。

完全に「イベント化」している業態。真似しようとしてもどこも真似できない、、時空の歪みスタイル。

このスタイルで店が成り立つのが異次元すぎました!

筆者
筆者

もう、客商売とは次元が違いますね。

なんだこれ、、?


帰りがけに「謎の半券」もらいました。どうやらこのクリーンカードを270枚!?集めると、、ケーキがもらえるらしいのですが、、、

こんな食べ終わるまで時間の掛かる場所に、270回も来る、来れる人って誰もいないでしょう、、?

友人:「私ケーキもらったよ、なんなら2回。」

めっ、、目の前にイターーーヤベーーー!!!

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