雪囲い?なんですか?それ?
雪囲いってなんでしょうか?
皆様「雪囲い」をご存知でしょうか?そうです、雪が降り始める前に植木を雪の重みで折れたりするのを防ぐ、公園や、お庭のあるお家で行う、
要は植木の「雪対策」です。
今まで気にも留めてなかったのですが、改めて観察するとそれぞれ工夫があって面白く、また個性的で縄の紋様も美しい。
囲った職人さんの個性も見え隠れする面白デザインでした。
寒冷地では農家さんが秋の収穫後に冬支度として毎年行われていた日常的な作業です。ちょっとジジくさいですが観察してみました。
個性的な縛り
冬季の氷点下で凍結した水が膨張し水道管が破裂する事故が多発します。おそらくそれを防ぐ為、水飲み場も雪囲い。亀甲縛りを彷彿とさせる。美しい縛り、、綺麗に形状に合わせて覆われています。
木の個性を活かした雪囲い
木々も個性があり、強烈に曲がった木や、変な成長をした木々も多くあります。そんな木々にも雪囲いをする職人は的確に対応しています。それらを見ているだけでも非常に面白いです。
笠地蔵を彷彿とさせる可愛らしさ
まるで笠地蔵の様な三角笠を施された木々も街中に存在します。
あまりにも当たり前にあるその存在を注視してみると非常に可愛らしく、人の温もりで出来た街の風景を感じることが出来ます。
結論
降雪の前の時期は紅葉と共にこの「雪囲い」の風景を観察するのが吉
当たり前の風景に潜む造形の美しさ。都市部に暮らしているとあまり気づかない光景ではありますが、日常のすぐ隣にデザインや美しさがあると感じました。
農家さんのは作業のない冬の間に民藝などのお土産物や、少しでもお金になるようなものを作成した歴史とこの職人技がリンクしています。その辺のつながりも強く感じました。
日本に古来からある「しめ縄」などの縄飾りの意味も興味深く、民藝や雪囲いとの深いつながりも今後調べていきたいなぁ。
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