YOSAKOI・ソーラン祭りとは?
札幌の目抜き通り・大通公園を中心とする市内各所で繰り広げられる「YOSAKOI ソーラン祭り」が開催されました。
高知県の「よさこい祭り」をルーツに1992年、
・よさこい祭りの「鳴子」と
・北海道の民謡「ソーラン節」
をミックスして誕生した、チームで踊る「ダンスフェスティバル」です。※神事ではない。
出典:YOSAKOIソーラン祭り公式HPより
この二つが守られれば踊りも曲も自由。北海道らしく、奔放で、独創的に楽しめる祭りです。
今回は「YOSAKOI ソーラン祭り」をじっくり鑑賞して気づいた、お祭りがもっと魅力的に・楽しくなる方法を発見しました。
・YOSAKOI ソーラン祭り出演者の方や
・YOSAKOI ソーラン祭り演出側の方
・はたまた、見るのが専門の方まで
次回に参加する際の参考になれば幸いです。
な、なんじゃこりゃ!?
トラックに巨大なスピーカーを積載して爆音を流しながらチームを先導し、パレード形式で前進しています。
チームごとのテーマ曲はここから流されていました!
合いの手を入れたり、、
上で仲間を鼓舞したり、、
曲に合わせて歌ったり、、
この車、、まさに移動式サウンドシステムじゃないかっ!!
サウンド・システム (sound system) は、野外ダンスパーティを提供する移動式の音響設備、および提供する集団を指す。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
略して単にサウンドとも言う。ジャマイカの音楽史、とりわけダンスホールレゲエにおいては欠かすことのできない要素である。
このサウンドシステムの名前は
このYOSAKOI・サウンドシステムの名前は地方車(じかたしゃ)といいます。
この日のために作られた車なので、デコトラみたいなものすごいデザインしてます。
こだわってるなぁ〜トラック上では和太鼓叩いたり、あおりを入れたり。
光るのもある。
踊りの形式は
・地方車を先頭にして前進するパレード形式
・進まずに固定して踊るステージ形式
という2つの形式があり、場所によって踊りの形式が変わるのも楽しみの一つです。
そして、なぜかみんな似てくる。
何チームも観戦していると、あることに気づきました。
「どのチームもなんだか似ている?」なんででしょう?基本的なルールはこの2つ
・手に鳴子を持って踊ること
・曲にソーラン節のフレーズを入れること
だけなはずで、踊り、曲、衣装、なんかは「自由」なはずなのですが、、?
鳴子・・・もともとは田畑に吊るして音で鳥を追い払うために使用されていたもの。
出典:YOSAKOIソーラン祭り公式HPより
踊り
各チーム、オリジナルの踊りなのですがどこか似ている。
・本職のダンサーっぽい人もいる
・波や風、大地や豊漁を感じさせる踊り方、演出
曲調
各チームともオリジナルで作成しているっぽいサウンドだが似ている。
・ハウスやヒップホップっぽいトラック
・ソーラン節をその上にのせている(ルール)
・和楽器をトラックの上にのせている。
・地方車の上からあおる。合いの手を入れて歌手が歌う。
衣装
「よさこい」をベースとした和装の衣装が多い。
・ド派手な法被(はっぴ)を着用。踊りの途中で模様替えする為、リバーシブルが多い。
・ハチマキ着用率も高い。
・メイクがド派手。
・必ず旗持ちがいて大きな旗を振り回している。
結論
それぞれのチームが個性的な様で、実は画一的。もっとチームごとの違いが欲しい
みんな似てくるのは過去の審査基準がベースにあり、「こういう風にしたら上位に選ばれやすい」というセオリーがあって各チームが似たテイストになっているものと推測ができます。
神事でもないのに神輿の大道具や、法被を着用するのは過去優勝チームがそうしてきた30年以上の歴史があるから。
神事の祭りに寄せると確かに老若男女がわかりやすいですしね。
そんな評価されたい気持ちから、みんなが同じ方向に寄せてきていることが分かりました。
YOSAKOIソーランは本来、踊り、曲、衣装、は「自由」。
ですが現状は大部分のチームが同じテイストです。この辺の違いがもっとあると祭りとしての魅力がもっと増すなぁ〜と感じました。
具体策としては
・地方車サウンドシステムを利用し、生バンド、もしくはDJを乗車させて音楽にもっと力を入れる。
・派手な服装ばっかりなのでモノトーン系とかがいても良い。
・ダンスのコンセプトを変える。
・法被とハチマキやめる。
うーん、、なんかチームにはスポンサーとかついてたりするし、大所帯のチームも多いので難しいのかな。笑
新しいYOSAKOIの構想があるので友人をかき集め、新規チームとして参入しようかとも考えましたが、1チームの規模感は100人以上いないと見栄えせず。 筆者の友人たちはボンクラ(失礼!)ばかりで踊れない、動けない、そんなに集まらない。全然無理でした。。
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